浸水状況を仮想体験できる凸版印刷の「VRscope for ハザード」
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
同社は直感的な操作で仮想体験を実現できるスマートフォン用VRソリューション「VRscope(ヴィアールスコープ)」を展開しており、同サービスは「VRscope」と自治体の水害ハザードマップを連動させることで、居住地域が被災した際の状況をバーチャル体験できるというものだ。
なお、同サービスはVRを用いた防災情報の可視化を研究する愛知工科大学工学部情報メディア学科の板宮朋基准教授の協力のもと開発。ハザードマップに配置された専用マーカーをスマートフォンで読み込むことで、各地点のVR映像を表示する仕組みになっている。
津波や高潮、豪雨などが発生した際に想定される水害の被害レベルを実感できるため、避難所の確認、避難ルートの検討を促し、住民たちの防災意識の向上を図ることが可能になる。
専用マーカーを読み取るだけでVRコンテンツにアクセスでき、コンテンツは凸版印刷が管理・運営するクラウドサーバから提供されるので、導入する場合は、専用アプリの開発や個別の配信環境の構築は不要だ。
基本料金は60万円/年で、20地点まで登録可能。VRコンテンツ制作は内容によって異なるが、約100万円からとなっている。
《防犯システム取材班/小菅篤》
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