【新価値創造展】豊橋技術科学大学、医療介護ロボット実証実験へ
エンタープライズ
その他
注目記事
-
【デスクツアー】真似したい自宅デスク環境一挙公開!
-
【木暮祐一のモバイルウォッチ】第86回 Pepperと3ヵ月過ごして見えたロボットが果たす役割
-
So-net「ロビスマホ」、予約開始……二足歩行ロボット「ロビ」との限定コラボ

豊橋技術科学大学では医療分野に向けたロボットの開発を続けており、2013年には回診支援ロボットTerapioを開発。Luciaはこの後継モデルに当たるもので、自律学習機能、映像音響機能、対人センシング機能などが追加された。これによって、移動型ロボットとしては初の歩行訓練の支援を実現している。
従来の回診支援ロボットでは主に医者の位置を把握し、それに追従することで診察器具の運搬や電子カルテ端末としての役割を果たしている。一方、Luciaの歩行訓練支援では、患者を先導するようにロボットが移動。内蔵プロジェクターが足を出すべき床面に映像を投影し、踏み出すタイミングを音で知らせるという。
これは、パーキンソン病の患者に光や音の刺激を与えることで、足のすくみが軽減される現象を利用したもの。赤外線センサーによって患者全身の動きを把握し、最適な場所やタイミングを指示。さらに、実証実験では着地の認知を助けるために、足に小さな振動子をつけてフィードバックを行うという。
その他、Terapioに搭載されていた機能は一通り継承されており、収納スペースに吸引装置や除細動装置などを搭載しておき、緊急時に呼び出すような使い方も可能。牽引用の台車も用意されており、これで人を1人ぐらい運ぶパワーがあるという。
実証実験は12月に神奈川県の介護施設で、16年初頭に愛知県の病院でそれぞれ実施される予定。すでに特許の申請などが終わっているため、その結果次第で病院への試験的な設置も進めていくという。
【新価値創造展2015】初の歩行訓練補助に対応、医療介護支援ロボット「Lucia」
《丸田鉄平/H14》
特集
この記事の写真
/
関連ニュース
-
【木暮祐一のモバイルウォッチ】第86回 Pepperと3ヵ月過ごして見えたロボットが果たす役割
IT・デジタル -
So-net「ロビスマホ」、予約開始……二足歩行ロボット「ロビ」との限定コラボ
IT・デジタル -
東大に挑戦するロボ、3科目で偏差値60超え
エンタープライズ -
りそな銀とNTTデータ、コミュニケーションロボによる顧客対応実験を開始
エンタープライズ -
音、ニオイ、温度を検知&顔認証……AI搭載のロボット型防犯カメラ
ブロードバンド -
【東京モーターショー2015】ロボットがバイクを自動運転……ヤマハ
エンタープライズ -
【オトナのガジェット研究所】スマホ操作の実現で生活が変化!? 新型ルンバをレビュー(動画あり)
IT・デジタル -
【レジャー&サービス産業展】人に自動追従するロボット「カルガモ隊」
IT・デジタル -
【ひろしまIT総合展】広島市、咀嚼による高齢者見守りシステムを展示
エンタープライズ -
コミュニケーションロボットは浸透している? ……認知度・期待などを調査
ブロードバンド -
日産自動車、国内販売店に人型ロボット「Pepper」導入
エンタープライズ -
【次世代農業EXPO】ハウス栽培用の自動農薬散布ロボット
IT・デジタル