「犬を救うことで人も救われている」……映画「犬に名前をつける日」
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「犬に名前をつける日」は、筆者自身と犬との関わりを書き、映像化した作品。山田氏は自身の犬をガンで亡くし、テレビディレクターの仕事を辞めて犬の仕事をしようとロンドンへ旅に出たこと、ボランティアで犬を救うより映像という得意分野を生かすこと、つまり映画を作ったほうが多くの犬を救えるのでは?とアドバイスを受けたことなどを紹介した。
山田さんによると、救われているのは犬ばかりではない。犬を救うということが、実は人を救うということであることも学んだとコメントした。海外の保護施設では、クリスマスには大勢の人がやってきて猫と過ごす場所にもなり、多くの人が癒されているという。
また、トークのなかでは、映画のシーンを振り返りながら、なぜその音楽をその場面に使ったのかを説明。例えば、ボランティアで主人公が汚れた保護犬をはじめて洗うシーンについて、つじあやのさんは「ボランティアの活動に戸惑いを感じる主人公と、犬にも不安とぎこちなさを感じ、それを音楽にした」と解説。この時の犬が現在の山田氏の飼い犬ハルになるのだが、出会いの喜びよりも奇妙な感じを残したとしている。
なお、トークの後半ではつじあやのさん自らがウクレレを弾きながら生歌を披露するシーンもみられた。
映画は小林聡美が筆者として登場。200時間を超える取材映像をベースに、ドキュメンタリードラマに仕上げられている。
《RBB TODAY》
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