中国のEC利用者、3分の1が「越境EC」を活用
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それによると、調査対象の29か国において、越境EC経験者の割合は、約3割~8割。とくに中国の「越境EC」が今まで以上に過熱していることが明らかとなった。
今期の調査では、35%のネットショッピングユーザーが、2015年に、「1度以上海外サイトでショッピングをしたことがある」と回答。前年の26%より大きくアップしていた。また、海外サイトでの購入の動機として「正規品を購入したい」を挙げた人が45%で、他国より圧倒的に多かった。なお、「中国のネットショッピングユーザーが購入する海外サイト」には、楽天がトップ5内にランクインしている。
購入サイトで人気が高い国はアメリカ(1位)と中国(2位)。回答者の4人に1人がアメリカから、5人に1人が中国から過去1年の間に購入したことがあるという結果が導かれた 。
また日本でも、約1割の12%が、「過去1年間に海外サイトでショッピングした経験がある」と回答している。ただしこの数字は、29か国のなかでもっとも少ない割合となっている。次いで少ないのはアメリカの22%。日本人消費者が買う人気国は、アメリカ、中国、韓国がトップ3だった。
なお調査対象の23,200人のうち、「越境ECでスマートフォンを利用した経験がある」と回答したのは47%。購入金額ベースでは、全体の16%の取引がスマートフォン経由で行われていた。ここでも特に中国が、83%と突出してスマートフォン利用の割合が高かった。
ペイパルでは、海外ショッピングを始めたいと考えている日本の消費者向けに、「海外販売ガイドブック」を無料で提供中。
《冨岡晶》
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