叶美香が緊急入院…「アナフィラキシーショック」の原因と予防は
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恭子は「わたくし達の大切な皆さんへのご報告と美香さんからのメッセージ」と題したブログのなかで、咳止めの中に入っている成分が急性アナフィラキシーによるショック症状を起こした原因だと記している。この症状について、身体の緊急時対応に詳しい医学博士の坂本忍医師に話を伺った。
アナフィラキシーショックは、外部からのアレルギーが原因となる抗原物質「アレルゲン」が体内に入ることで引き起こされる、全身性の強いアレルギー反応のことを言う。呼吸器や皮膚などの限られた範囲だけでなく、症状が全身に表れるのが特徴だ。
アナフィラキシーショックが起こる原因は、主に3つある。「特定の食べ物を摂取すること」、「スズメバチなどの虫に刺されること」、「ショックの原因となり得る薬物を注射や吸入すること」だ。ショック症状を引き起こすと、はじめは口や手足のしびれ、蕁麻疹、冷や汗から始まり、次第に脈が弱くなっていく。血圧が急激に下がり、呼吸困難に陥り、命の危険をともなう。ショック症状にともなう気管の収縮により、気道にむくみがおこり窒息に至り早い場合だと15分で死に至ることもあるため、救急処置が必要だ。
アナフィラキシーショックを防ぐためには、事前にアレルギー反応テストを受け、ショックを引き起こす危険性の高い原因物質を知っておくことが重要である。これがショックを避ける予防法である。学校では、アナフィラキシーショックがあらわれた場合、医師の治療を受けるまでの間、一時的に症状の進行を緩和する「アドレナリン自己注射薬」を持たせるところもある。
姉の恭子はブログのなかで「美香さんのいないわたくしは、とても心細く、まるで、お魚のいない海のように空虚な心です」と記し、美香のいない生活に不安を感じている様子が窺える。美香は「私がいないと何もできない姉のことのほうが心配で……」と記し、回復にむかっていることを告げた。
《RBB TODAY》
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