【おとなのグルメ】築地市場で絶品のマグロを探す
エンタメ
その他
注目記事

場内への入り口は何ヵ所かあるようだが、大江戸線の築地市場駅で下車しA1出口を出ると正門が近い。正門近くでは、場内地図が配布されている。大さっぱな地図であまり役にたたないが、はじめて市場を訪れる人は自分がどこらへんにいるか把握するためにもらっておいたほうがいいかもしれない。
何時に市場を訪問すべきか諸説あるようだが、筆者は8時に場内に入った。正門からしばらくまっすぐ歩くと左手が賑やかになってくる。これが「魚がし横丁」といって、魚介類の丼を食べることができる飲食店から玉子焼店、刃物、漬物などあらゆる店が集まっているところだ。飲食店は寿司や丼が人気で「一度場内で食べてみよう」と考える人も多いようだが、案の定長蛇の列ができており、1時間程度は待つことになりそうだ。筆者はここをパスし先に進むことにした。
さらに奥に進むと、「水産卸業者売場」のエリアに入っていくことになるが、途中、ターレと呼ばれる乗り物がバンバン走っているため、ボヤボヤ歩いていると怒られるし、轢かれそうになるので注意が必要だ。本来は業者のための市場なので、そこは邪魔にならないようにわきまえる必要がある。また、床は水で濡れていたり、デコボコが意外と多いので、汚れてもいい履物で来場したほうがいいかもしれない。
「水産卸業者売場」は複数の大通路があるが、あとは細かい迷路のような印象。筆者が訪れた時は年末ということもあり、どの店も人混みで通路を歩くのがやっとという状態だった。ちょっと歩くと、大きなマグロの解体作業が店内で始まっていたり、骨付きのまま中落ちの販売が突然はじまったり……。解体した後のマグロの頭が床にごろごろころがっていたりと、普段見慣れない光景に驚かされる。基本は業者相手なので、例えばマグロはブロックで数万円などと高価なものが多いが、なかには冷凍ものの中トロなど数千円で販売されていたり、テイル(マグロのしっぽ)はひとかたまり500円で、カマは600円で販売されていたりする。店によっては、解凍の仕方が書かれたプリントを同梱してくれるところもある。筆者は2000円の中トロを冊で購入した。
大きめの有頭エビも1尾300円だった。年末ということもあり数の子も多く並んでいたが、こちらは1400円。スーパーで買うよりも安く入手できたと思う。他に行列ができていたのは、スプーンでマグロの骨から中落ちをこそぎ取り、パックに詰めて1000円で販売しているところだった。こちらも絶品だった。
場内では、10時くらいには店じまいや方付けをしているところが多い。人混みに加え、もの珍しさでキョロキョロしているうちに1時間なんてアッという間に経ってしまうものだ。場内すべてを見てまわるのは不可能で、できれば2度くらい訪問して、目星をつけておいたほうがいいかもしれないと感じだ。
一方で場外は、場内市場のまわりにできた商店街で、こちらはもっと混雑していた。まるで、年末のアメ横に来ているような感じ。こちらは外国人観光客も多く、別の意味で活気があった。
《RBB TODAY》
特集
この記事の写真
/
関連ニュース
-
【おとなのグルメ】オーストラリアで一度は行ってみたい砂漠の街のステーキハウス
エンタメ -
【おとなのグルメ】豊かな魚介類を堪能!青森「新鮮市場」の歩き方
エンタメ -
【おとなのグルメ】森八の「福梅」……金沢の正月に欠かせないお菓子
エンタメ -
【おとなのグルメ】タイのインド人街「パフラット市場」の魅力
エンタメ -
【おとなのグルメ】六本木ヒルズのお正月”福ごはん”!“ハンバーガーおせち”も登場
エンタメ -
【おとなのグルメ】資生堂パーラーで心華やぐクリスマスディナー
エンタメ -
【おとなのグルメ】「アンリ・シャルパンティエ」冬の新作デセール
エンタメ -
【おとなのグルメ】1500以上の銘柄が存在!愛好家が好むベルギービール
エンタメ -
【おとなのグルメ】かわいい招き猫エクレアでゲン担ぎ
エンタメ -
【おとなのグルメ】「大人なガリガリ君」今度は白桃
エンタメ