ベルトでスマホを充電!? FLCBを内蔵したプロトタイプが展示……ウェアラブルEXPO
エンタープライズ
ハードウェア
注目記事
-
【デスクツアー】真似したい自宅デスク環境一挙公開!
-
東芝、メガネ型ウェアラブル端末を発表……作業現場のハンズフリー化を実現
-
シャープの超小型レーザープロジェクター、IoT時代の埋め込みデバイスに……ウェアラブルEXPO

これは世界で初めてFPC(Flexible Printed Circuit)を基盤材に採用した固体化電池となる。薄さ0.38mmの板状に形成されており、湾曲や衝撃に対する耐久性が非常に高い。このためウェアラブルに利用しても、液漏れや爆発の心配が無いという。
会場では切断された状態のFLCBが展示されていたが、電極をつなぐと電球に明かりを灯すことができた。ただ、外部的要因で切断されると劣化を招くため、そのまま使い続けることはできないようだ。
エネルギー密度は750~850Wh/Lで、一般的なリチウムバッテリーに並ぶという。外殻が必要ないのでデバイスの薄型化に貢献でき、自在な形に成型が可能。薄さが必要なカード端末や、安全性とフレキシブルさが求められるウェアラブル端末とは相性が良さそうだ。ただし、急速充電には対応しないため、参考出展されていたスマホケース内蔵バッテリー(容量2915mAh)などは、基本的に充電に一晩かけるような使い方になるという。
その他、会場ではベルトや時計のバックルなどに、FLCBを内蔵したプロトタイプが展示されていた。容量はベルト型で2000mAhとなり、スマホなどに給電可能。GPSや加速度センサーを内蔵しており、センサーデバイスとしても機能する。
同社では16年から製造方法をロールで切り出す形にしたため、量産効果も期待できるとのこと。コスト面ではリチウムイオン電池などと、遜色のない状態に近づいているという。
【ウェアラブルEXPO】ベルトでスマホを充電!? 薄さ0.38mmで折り曲げ自在
《丸田鉄平/H14》
特集
この記事の写真
/
関連ニュース
-
東芝、メガネ型ウェアラブル端末を発表……作業現場のハンズフリー化を実現
エンタープライズ -
シャープの超小型レーザープロジェクター、IoT時代の埋め込みデバイスに……ウェアラブルEXPO
エンタープライズ -
メガネスーパーのウェアラブル端末、ACCESSのBeaconと連携
エンタープライズ -
最新端末と技術を展示する「ウェアラブルEXPO」が開幕……15日まで
IT・デジタル -
接着剤で“光るドレス”を実現、その仕組みは?……ウェアラブルEXPO
エンタープライズ -
高低差を検知し、見守りや転倒検知に活用できるオムロンの「絶対圧センサー」
エンタープライズ -
歩けば充電する発電インソール、10秒ごとに位置情報を発信……ウェアラブルEXPO
エンタープライズ -
椅子が“ウェアラブル”に!? ニットーらが共同開発
エンタープライズ