2015年の書籍総売上額は…? 文藝春秋は急伸
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2015年の書籍市場における総売上額は1兆148.7億円で前年比98.7%、売上部数は11億4282.9万部で前年比97.0%となり、ともに前年割れの結果となった。
売上を落とす出版社が多い中、文藝春秋は前年比142.1%と急伸した。追い風となった作品はピース・又吉直樹の「火花」。”芸人と純文学”という異色の取りあわせで発行当初から注目を集めたが、第153回芥川賞を受賞したことで大ブレイクした。同レポート対象期間内における売上部数は233.7万部、売上額では30.3億円を記録。これは2008年の調査開始以降、文芸作品による累計部数で1位の売上となった。
「火花」に加え、2015年本屋大賞を受賞した上橋菜穂子の「鹿の王 上・下」や、東野圭吾の「ラプラスの魔女」などヒット作が続いた「文学・ノンフィクション」部門は、前年比105.9%と売上が拡大。その結果、長らく減少傾向が続く「単行本」売上額が回復したとみられる。前年比は102.7%となり、2009年の同レポート発表開始以来、初めて前年を上回った。
《木村》
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