1988年には、作者・大友克洋自ら監督になり、劇場映画が製作された。手描きのセルアニメの圧倒的な迫力や、近未来の表現は高い評価を獲得。いまなおアニメーション映画史、SF映画史に残る傑作として言及される。
そんな『AKIRA』が2016年に、最新のコミュニケーションメディアに登場した。コミュニケーションアプリ「LINE」のスタンプショップにて、『AKIRA』のスタンプが配信を開始した。スタンプは全40点、いずれも映画でお馴染みの名場面ばかり選ばれている。
さらにファンにはお馴染みの「さんをつけろよ デコ助野郎!!」「健康優良不良少年」などのキャッチもあり、『AKIRA』好きであれば、思わずニヤリとするだろう。登場キャラクターは金田、鉄雄、アキラ、ケイのほか、大佐やミヤコ様まで個性たっぷりのキャラクターたちが幅広く登場する。価格は、2016年1月28日現在で240円。
また日本だけでなく、世界配信をしているのも特徴になっている。『AKIRA』の人気が高い米国やカナダ、イギリス、フランスのほか、アイルランド、オランダ、スウェーデン、ノルウェー、デンマーク、ドイツ、イタリア、スペイン、ポルトガル、スイスなどのヨーロッパ、ブラジルやアルゼンチン、メキシコのラテンアメリカ、さらにオーストラリア、香港、台湾などのアジア太平洋地域にまで及ぶ。
日本以外の地域では、英語版での配信だ。人気作品だけに、海外での利用者も多そうだ。