避難時間がないときに逃げ込める!船にもなる救命艇シェルター
エンタープライズ
その他
注目記事

建物の屋上などに設置して、津波の危険性があるときに、避難シェルターとして一時的に逃げ込むというのが基本的な使い方で、建物の高さ以上の津波が押し寄せてきた際には、救命艇としてシェルター内に逃げ込んだ人々の安全を確保する。
想定する導入先としては、沿岸部に建つ工場や事業所を持つ一般企業。大地震後に津波の発生が予想される際には、沿岸部の場合、安全な避難場所に逃げるだけの十分な時間が取れないこともありうるが、そうしたケースで、従業員などの緊急避難場所となるのが同製品だ。
昨年の同展示会にも出展されていたが、今年の展示ではオプションの防舷材付きのモデルが展示されていた。船体を囲う形で設置された防舷材は、津波後の海などに浮遊する障害物との接触による船体の損傷を防ぐことができるという。
ラインナップとしては、定員25名のエンジン搭載型標準モデル「LBS25E」、水上耐火型特別仕様の「LBS25ET」、エンジン・プロペラ・ラダー無し仕様の「LBS25」の他、上記の各仕様で定員50名のタイプが用意されている。
価格は、標準仕様の「LBS25E」が、700万円(税別)、耐火型の「LBS25ET」が900万円(税別)、エンジン・プロペラ・ラダー無しモデル「LBS25」が600万円となる。会場に展示されていたのは、防舷材付きのエンジン無しモデルの「LBS25+F」で、こちらの価格は800万円。
また、従来の買取モデルに加えて、月々6万円(LBS25)からのレンンタルプランも開始している。レンタルプランなら資産計上のいらない損金扱いとなるので、導入のハードルは低くなる。
《防犯システム取材班/小菅篤》
特集
この記事の写真
/