東京マラソン、過去最高の完走率を目指す秘策「完走サポートランナー」とは?
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完走サポートランナーは、完走を目指すランナー向けに、各関門に設けられた制限時間=関門タイムを可視化するランナーだ。5人の完走サポートランナーが各関門の制限時間をギリギリ通過するペースで走り、制限時間7時間で完走を目指すランナーの目印となる。
東京マラソンの制限時間は7時間という比較的長い設定だが、毎年約3.7%(2007年~2015年のフルマラソン平均)のランナーが途中でリタイアしている。特にランニング経験の浅いランナーは、走る余力を残しながらも完走できないというケースが散見される。
そこで完走サポートランナーが目安となることで多くのランナーに完走してもらい、東京マラソン過去最高の完走率を目指す。
完走サポートランナーは、ランニング指導者とその指導を受けているランナーだ。ユニフォームは、黄色を基調としたランニングウエア、シューズ、キャップ。頭上には目印となるバルーンがある。各関門の制限時間をクリアできるペースで、目印になるようにまとまって走る。制限時間内通過が難しそうなランナーには声をかけることもある。
市民ランナー応援プロジェクトはこの他に、大会前に目標タイムの達成を後押しする「タイムの壁を破れ。BREAK! TIME WALL」を実施。壁を打ち破るイメージを持ってもらえるように、ランナーたちが目標タイムを刻み込む壁をウェブ上に用意。
そこで集めた目標タイムは、東京マラソンEXPO2016セイコーブース、銀座・和光ウインドウに実物の壁となって現れる。大会後は、ランナー直筆・出演の速報広告を行う。
速報広告は大会翌日の朝から1週間、東京メトロ9路線(各1編成)の中づり広告として車内をジャック。東京ビッグサイトのセイコーブースで、完走直後のランナー自ら完走タイムとメッセージを記入した約900枚のシートが広告となる。
また、大会翌日の朝からセイコーブースで撮影したランナーの表情を掲載した広告を、東京メトロ銀座線、丸ノ内線、日比谷線の3路線の中づり広告、東京メトロ丸ノ内線新宿駅・東口改札定期券売り場付近のデジタルサイネージ、銀座・和光のウインドウにも掲出する。
東京マラソンの関門タイムを可視化「完走サポートランナー」登場
《美坂柚木@CycleStyle》
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