雪かき×IoTでスポーツエンターテインメント化にチャレンジ
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越後雪かき道場では、博報堂のスダラボと共同開発したスコップ用IoTデバイス「DIG LOG(ディグ ログ)」を使用。近年、課題となっている雪かきの担い手の高齢化や不足などを解決する糸口として、2月20日(土)、21日(日)の2日間、ディグ ログの監修を行う上長岡技術科学大学の上村靖司氏が代表を務める「雪かき道場」の協力によって今回の試みが実施された。
ディグ ログは、アプリと連動し、圧力センサーによって重さやカロリー量を算出してログ化するスコップ用のデバイス。雪かきにIoTをかけあわせ、スポーツ化するIoTプロジェクトとして開発された。雪かき作業の労力が可視化され、重さに応じてデバイスのLEDライトが光る仕組みになっている。
当日は、東京都内の学生をはじめ県内外から30名以上が参加。実技講習では、ディグ ログを使用して雪の重さや雪かきでの消費カロリーを算出し、雪かきを可視化した。ディグ ログにより、雪かきにどれほどの運動負荷がかかっているかが明確になり、参加者は雪かきの労力をより認識していた。
また、雪かきが可視化されたことで、これまでの雪かきには無かった目的意識や達成感などの新たな価値生まれた。これにより、参加者はフィットネスのような感覚で雪かきに取り組んでいた。
ディグ ログは今後、製品化を目指してさらに開発が進められる。米・オースティンで3月に開催される大型展示会「SXSW(サウス・バイ・サウスウェスト)」への出展も予定している。
越後雪かき道場代表の上村靖司氏は、「投げた雪の量が即座にスマホに反映されること、消費カロリーが表示される機能は、やりがいに繋がっている感覚が実感できました。複数のデバイスが連動しながら競争するなど、新しい雪かきスポーツの可能性も見えてくる気がしました」とコメントしている。
雪かきをスポーツエンタテインメント化する、スコップ用IoTデバイスの効果は
《美坂柚木@CycleStyle》
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