こんなに違う!キヤノンの低照度&望遠に強い新型カメラの実力
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
「VB-M50B」の特徴は、遠距離からの夜間監視でもカラー撮影が可能な点。望遠端の最低被写体照度が0.07ルクスとなっており、肉眼では認識が難しい低照度環境下でも、100m先の人物を認識できるレベルのカラー撮影ができるという。
今回の「SECURITY SHOW 2016」では、その性能の一端を来場者に体感してもらおうというコンセプトで、ブース内に約12mの暗箱を設置。そこで「VB-M50B」と現行機種「VB-H43」の望遠&低照度環境下での映像を比較する形でリアルタイム撮影デモを行った。
ちなみに両機のカタログスペックを比較すると、解像度に関しては、「VB-M50B」が約130万画素、「VB-H43」が約210万画素。最低被写体照度に関しては、カラー撮影が可能なデイモードにおいて「VB-M50B」が0.04ルクス(望遠端では0.07ルクス)、「VB-H43」が0.4ルクス(望遠端での数値は不明)となる。
デモは、照明を使い両機が普通にカラー撮影できる照度から、消灯し一気に照度を落とした状態での映像の違いを見せていたが、結果は「VB-M50B」が圧巻のカラー映像を示していた。
取材時に12mの暗箱を覗かせてもらったが、照明点灯時は肉眼で12m先のナンバープレートや時計の輪郭がしっかりと見える状態で、いざ消灯すると肉眼ではほぼ真っ暗といえる状態だった。
キヤノンマーケティングジャパンでは、「VB-M50B」の超望遠ズームや低照度環境下への対応力を活かして、ハイセキュリティな映像監視が求められる場所での利用や、別売りのハウジングと組み合わせて河川や港湾の監視といった用途での導入を想定しているという。
《防犯システム取材班/小菅篤》
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