国内スマホゲーム市場、1兆円超え間近ながら成長は鈍化
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一方で、スマートフォンアプリやタブレットを中心としたスマートフォンゲームが、家庭用ゲームを上回る市場に成長した。こうした状況を受け、矢野経済研究所は14日、国内のスマートフォンゲーム市場の最新調査結果を発表。2015年10月~2016年2月に調査を行った。
それによると、2014年度の国内スマホゲーム市場規模(メーカー売上金額ベース)は、前年度比159.8%の8,950億円と大きく伸長したという。引き続き『パズル&ドラゴンズ』『モンスターストライク』などの人気が継続し、市場をけん引。
すでに、家庭用ゲームメーカー各社は、スマホゲーム開発へとシフト。とくに今年は、“家庭用ゲーム最後の牙城”ともいわれた任天堂が、スマートフォンゲーム領域に参入。今週17日からは、同社初のスマートフォンアプリ「Miitomo」の配信も予定されている。こうしたことから、2015年度以降も市場は安定的に成長を続けるが、これまで市場をけん引してきたゲームアプリの人気が徐々に下降し、2015年度の国内スマホゲーム市場規模(メーカー売上金額ベース)は、9,250億円に、2016年度の国内スマホゲーム市場規模(メーカー売上金額ベース)は、9,450億円と、成長スピードの鈍化が予測されている。
今後、さらなるキラーコンテンツの登場により市場規模が拡大することもあり得るが、待望の1兆円超には、もうしばらく年数が掛かりそうだ。
《冨岡晶》
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