そのうちの1社「丸紅」は15日、家庭向け電力メニュー「プランG~未来に残したい日本がある~」を発表した。同時に始まったCM動画は、電力自由化の話題とともに注目を集めている。特筆すべきはそのクオリティの高さだ。製作はあのスタジオジブリで、国宝「鳥獣戯画」をアニメーション化している。
丸紅は国産の自然電力を増やそうと全都道府県で再生可能エネルギーを開発することを目標としている。今回、打ち出された「プランG」は電気料金の一部を自然保全活動に充て日本の原風景を未来に残す活動を支援するプランとのこと。
そういった企業の方針と、ジブリのこれまでの創作の方向性が合致し丸紅とジブリはタッグを組む。CM動画では、日本の美しい風景を便利さとともに失ってはいけないという考えを32秒で表現する。鳥獣戯画のうさぎとカエルが軽やかに動く。丸紅新電力のホームページでもこの動画は視聴可能だ。タイトルは「鳥獣戯画 出会い篇」。シリーズは3部作構成になっており、公開時期は未定(広報)としながらも順次公開されていく予定だ。