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【オトナのガジェット研究所】“のり巻き”みたいなキーボード! 意外にもビジネス使いにピッタリだった

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のり巻きのように変形するBluetoothキーボード「LG Rolly keyboard」
のり巻きのように変形するBluetoothキーボード「LG Rolly keyboard」 全 17 枚
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 アップルから大判12.9インチの「iPad Pro」が発売されてから、専用のキーボード付きカバー「Smart Keyboard」を組み合わせてビジネスシーンでも活用しているというユーザーの声も聞く。Windows陣営の「Surface」シリーズも含めて、タブレットPCをビジネス用途にもフル稼働させるためには、快適に文字入力ができるキーボードが欠かせない。

 今回は、LGエレクトロニクスから発売された、のり巻きのように変形するBluetoothキーボード「LG Rolly keyboard」を紹介しながら、iPhoneなどふだん使いのスマホをビジネスツールとして活用するテクニックを探ってみたい。

■のり巻きのように変形する“ローリーキーボード”

 最近の一般的なスマホは画面サイズが5インチ前後に大型化して、精彩感も高くなっている。視認性が高いので、ある程度長文のメールなどテキストを作成するためのディスプレイとしては、もはや立派なビジネスツールになる。あとは快適にタイピングができて、軽快に持ち運べるBluetoothキーボードさえ見つかれば、テキスト作成だけならノートPCに匹敵する快適な作業環境を手に入れることだって無理ではない。

 「LG Rolly keyboard」は昨年9月にドイツ・ベルリンで開催されたIFA2015で発表され、昨年末の12月からいよいよ国内での販売がスタートした製品だ。現在はAmazonと蔦谷家電で取り扱われている。正式な型番は「KBB-700」で、“ローリーキーボード”は愛称だ。QWERTY配列のキーはフルサイズに近い17mmのピッチを実現。大人の男性でもきゅうくつに感じることなくタイピングができる。キーボードのストローク感は好みが分かれるところだが、同機はわりとカチカチとしていて、やや深めの打鍵感。筆者は心地よく感じた。

 Bluetoothキーボードは本体が重くサイズがかさばるようでは、一緒に使うスマホやタブレットのポータビリティごと損なわれてしまう。操作性と携帯性の両方をバランスよく高めたというローリーキーボードの場合、シート状のキーボード部分を丸めて“のり巻き”のような形にして持ち歩けるギミックが大きな特徴になる。両側面にマグネットを配置。開いた状態から一段ずつ巻いていくとマグネット部分が小気味良く“カチッ”と重なる。キーボード部分が完全に巻き上がると四角いスティックのような形になり、マグネットで固定されるのでキーボード部分が知らないうちに開いて傷ついてしまう心配もない。本体は156gと非常に軽く、女性のユーザーもバッグの中に入れて負担なく持ち歩けるだろう。

■タブレットやスマホが立てかけられるビルトインスタンド付き

 本体の電源はキーボードを開くと自動でオンになり、反対に巻き上げるとオフになる。スマホなどモバイル機器とのペアリングモードはキーボードの「Fn(ファンクション)+B」で起動。初回のペアリングを済ませば、2度目からは機器どうしを起ち上げた時に自動でペアリングされる。キーボードの盤面に青い字でプリントされている機能や文字についてはFnキーを押しながら操作すると入力できる。

 数字キーがFnキーと同時入力になっているのが同機の個性であり、クセにも感じられるところだ。はじめは何となく戸惑って、慣れるのにも少し時間がかかった。できれば数字キーは独立させて欲しかったところだが、そうすると巻き上げたときの形状が四角にならないからだろう。筆者としては五角形のデザインもアリだったと思う。
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《山本 敦》

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