「最後の旅立ちまであと20分」…大阪駅にファン多数
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
午前9時過ぎ、定刻の1時間前に入線ホームに到着。ホーム上では安全対策のために数名の警備員がロープを張って「これ以上はみ出さない規制」を実施。他の電車や列車が入線する度にファンがどよめくので「黄色い線まで下がってください」と大きな声で注意喚起していた。
いよいよトワイライトエクスプレスが入線すると一斉にファン達が写真撮影を開始。最後のチャンスなので私も必死で先頭車両を追った。どうにかこうにかトワイライトエクスプレスの入線する雄姿を撮影。その後、到着した向かい側のプラットホームに移動して最後尾の車掌車に近づくと、丁度トワイライトエクスプレスの車掌さんがホームに下りてきて鉄道ファンの撮影モデルになっていた。その車掌さんの手には「最後の旅立ちまであと20分」と書かれたトワイライトエクスプレスのプラカードが。私もその車掌さんを撮影していたら、突然そのプラカードを最前列の少年ファンに手渡すと今度はポケットからなにやらカードのようなものを取り出して「欲しい人!」的なサプライズ・プレゼントが突如始まった。
当然、彼の周りには、多数のファン達が「ちょうだい!ちょうだい!」と詰めかけて大騒ぎに。たまたま私は車掌さんの近くにいて手を出すと奇跡的に一袋を渡してくれた!最初は何のカードなのかわからなかったが、よく見てみるとインクジェットプリンターで印刷したお手製だろうか、JR西日本 大阪車掌区発行の乗車記念カードが5枚一組で、山陰バージョンや子ども切符などが袋詰めされていた。裏には「特製 丸ちゃんグッズ」とプリントされたステッカーとスタンプが押印されてチョットレアな記念品になった。
そうこうしていると発車の時刻が近づいてきた。先頭車両を撮影するつもりでホームを移動していると客車の車窓越しにチラッと車内の雰囲気が窺えた。それはとてもムードのある雰囲気でレトロな昭和を感じられる造りのようだ。発車6分前にようやく先頭車両の機関車両まで来たが、向かい側のラットホームからも思い思いに写真を撮すファンなど多数の見物客が溢れ人気の高さを物語っていた。
この列車に乗車するためには旅費が高額でとても手が届きそうにないし、たとえ予算が出来たとしても発売と同時に瞬間で完売となる切符獲得の競争率も立ちはだかる特別なトワイライトエクスプレスだった。乗れるモノなら一度は乗ってみたかった。
《鈴池和久》
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