最も危険な独裁者が“モノマネ芸人”としてブレイク!?
エンタメ
映画・ドラマ
注目記事

リストラされたテレビマンに発掘され、彼の復帰の足がかりにテレビ出演させられた男は、長い沈黙の後、とんでもない演説を繰り出し、視聴者のド肝を抜く。自信に満ちた演説は、かつてのヒトラーを模した完成度の高い芸として評価を集め、その過激な毒演はユーモラスで真理をついていると話題になり、やがて大衆の心を掴み始める。
しかし、誰もがその男の“真実”に気づいていなかった。彼が70年前からタイムスリップしてきた“ホンモノ”であり、天才的な扇動者(アジテーター)である彼にとって、現代のネット社会は願ってもない環境であることを…。
2012年にドイツで発売されるや、絶賛と非難の爆風をくぐり抜け、国内で200万部を売り上げ、世界41か国で翻訳。権威ある「タイムズ」のベストセラーリストでも堂々NO.1に輝いた問題小説が、まさかの映画化!
第二次世界大戦から70年。全てが変わった現代社会で、あのころと変わらぬ思想とともに生きる男が繰り出すギャップに爆笑し、誰よりも愛国心に富んだまっすぐな情熱に惹かれてしまい、正気と狂気の一線を見失う現代の民衆の危険さを、本作はモラルと背徳の間ギリギリのユーモアで描き出していく。
主人公を演じるのは、リアリティを追求するために選ばれた無名の実力派舞台俳優オリヴァー・マスッチ。ヒトラーに扮した彼が街に飛び込み、実在の政治家や有名人、果てはネオナチと顔を合わせるというアドリブシーンを盛り込んだセンセーショナルな展開と、原作とは異なる予測不能な結末は、本国では『インサイド・ヘッド』越えで第1位を記録するなど、一大ブームを巻き起こした。
今回解禁されたポスターは、トレードマークの大きな七三ヘアと、そのすぐ横に立つヒトラーを見比べれば、思わずクスッとしてしまい、チョビヒゲスペースに置かれた「笑うな危険」の文字にもブラックなユーモアが利いているビジュアルとなっている。「21世紀の諸君、お待たせしました。」というヒトラーから私たちへのメッセージにも、ドキリとすること間違いなし。
しかも、このヒトラーことオリヴァー・マスッチが日本にやってくるのだから、街角で遭遇することもあるかもしれない!?
『帰ってきたヒトラー』は6月よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。
最も危険な独裁者が“モノマネ芸人”としてブレイク!? 『帰ってきたヒトラー』公開&来日決定
《text:cinemacafe.net》
特集
この記事の写真
/
関連ニュース
-
板野友美、テンション低く監督が一苦労
エンタメ -
米倉涼子、挨拶で役名をド忘れ!
エンタメ -
2015年の書籍総売上額は…? 文藝春秋は急伸
エンタメ -
藤原竜也が“事故”、劇場がビミョーな静けさに…
エンタメ -
広瀬すずの起用は誤った?---『ちはやふる』小泉監督、明かす
エンタメ -
映画『テラフォーマーズ』にアース製薬が特別協賛…驚くべきシーンで商品登場
エンタメ -
あの映画で描かれた未来が実現! ナイキの自動で靴ひもを結ぶスニーカー
IT・デジタル -
嫌な女---吉田羊が激怒、木村佳乃はパチンコ
エンタメ -
米運輸省、2022年末までに自動ブレーキ標準化へ
IT・デジタル -
宅配ピザが超進化! 世界初の自動運転配達ロボットが登場
IT・デジタル