今日から天気予報の精度が向上! 「ひまわり8号」の活用がスタート
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気象庁では3月17日より「ひまわり8号」観測データの利用を開始。これにより気象データ量が大幅に増加した。たとえば、「大気追跡風」(雲の移動量を解析し算出される、上空の風向・風速)はこれまでの約8倍、「晴天輝度温度」(上空の水蒸気の情報を含む、晴天域の赤外放射)は約2倍のデータが利用できるようになった。
あわせて地球全体を対象とした「全球数値予報モデル」(GSM)の改良を行い、処理を精緻化。本日24日より、「全球降水観測計画(GPM)主衛星」の観測データの利用を世界で初めて開始した。
これらはいずれも、より的確にな気象予測を行うための改善だ。2015年に行った検証では、台風第8号~第23号の16個の事例で、ひまわり8号の利用により約3%、数値予報モデルの改良により約9%、台風の進路予測や降水予測の精度が改善されたという。
微妙な数値に見えるが、天気予測の数値としては、かなり大きな精度向上と言える。とくに、日本付近の降水予測については、「夏季では予測期間を通じて変更による大幅な精度向上が、冬季も予測期間前半で精度向上が確認された」と報告されており、今後、日々の天気予報が、より当たるようになる見込みだ。
《冨岡晶》
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