モバイル業界に衝撃!? LINEがMVNOに参入……月額500円~でLINE・Twitter・Facebookが使い放題
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
今回、ポップアップスタンプやLINE Pay Cardなど、さまざあまな新しいサービスや機能が発表されたが、4番目に登壇したLINE 取締役 CSMO 舛田淳氏は、日本のスマートフォン普及率が50%という現実を指摘し、まだまだ日本のモバイル環境は不十分だと述べた。
そのうえで「我々はあくまでコミュニケーションの会社」と前置きし、LINE MOBILEのローンチを発表した。サービスの詳細やプランなどは、これからとしながらも、ドコモ回線を使ったMVNOで、月額500円からという通信サービスでスタートすると明言した。また、LINEに関するチャット、ニュース、通話、LINE MUSICなどはデータ制限の対象には加えないことも付け加えた。500円プランのデータ容量については調整中として明言を避けたが、LINEアプリに関連する通信は無制限ということになる。
さらにFacebookとTwitterの通信データについても無料プランの対象になるとも述べた。この発表を行った時にはツイッタージャパン ダイレクター 味澤将宏氏がサプライズで登場し「コミュニケーションを支援することをミッションにする会社として、志を同じくするLINEと協業できることをうれしく思う」と祝辞を述べた。
かなり野心的なプランであり、LINEとしても挑戦者としての攻めの戦略の現れとも言える。しかし、課題もある。ひとつは帯域の問題だ。もうひとつは、MVNOとはいえサービスの公平性を考えると特定サービスのみ料金を優遇することは問題がないのか、といった問題だ。
質疑応答で出されたこれらの質問に対し、舛田氏は、「そういったニーズがあるならば、やることに意義はあり、理解は得られると思う。また、無制限プランの対象は今後もオープンに広げていきたいと思っている。ただし、帯域の問題もあり、まずは日本のコミュニケーションの大半を担う、LINE、Facebook、Twitterから開始する」と答えていた。
サービス方法はSIMのみの提供になるのか、端末とセットになるのか、という質問には「その点も検討中なのであえて明言を控えさせていただく」と含みをもたせた。
なお、LINE MOBIlEの契約は、キャリヤや一般的なMVNOの契約に準ずる予定とのことで、契約は成人、保護者であることが前提となり、利用者が異なる場合は年齢認証されたかたちになるとのことだ。この辺りも詳細はさらに精査してからサービスの詳細が決まるといい、未成年保護についてもなんらかの対策を考えているとした。
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