大画面スクリーンがタブレットに!? イスラエルのベンチャー発「BIRD」とは
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
価格は49,800円(税別)。ソフトバンクコマース&サービスやリコージャパン、ドスパラなどのパートナーを通じて店頭に並ぶ。予約受付は3月24日から。4月中旬にはドスパラで数量限定の先行販売も始まる。
BIRDはビジネスや教育現場でのプレゼンテーションを支援するツールとして開発された、指先に装着して使うウェアラブルマウスのような入力デバイスだ。開発を行ったMUV Interactiveはイスラエルに拠点を構えるベンチャー企業。同社の製品が日本に紹介される機会はこれが初めてとなる。
本日24日に開催された発表会にはCEOのRami Parham氏、COOのYuval Ben-Zeev氏が来日し参列。Parham氏は「イスラエルは小国ながら、エンジニア精神に富んだ有能な人々が集まるデジタル先進国。日本とは先進技術において密接な協力関係にある国どうしなので、今回当社のBIRDを日本で発売できることをとてもうれしく思う」と述べた。
商品の詳しい紹介は同社COOのBen-Zeev氏が担当した。BIRD本体は指先に装着する入力デバイスと、プロジェクターなどスクリーン機器にUSBでつなぎ、センサーから飛んでくる信号を受けて処理するセンサー部で構成される。入力デバイスを装着したユーザーは、プレゼンテーションの大画面スクリーンなどディスプレイに向かって指先を動かしたり、スクリーンに触れてタッチ操作を行うことで、PCの画面をマウスで操作する感覚でプレゼンテーションがハンドリングできるようになる。入力デバイスの先端にはポインティング用のLEDも搭載されているので、スクリーン上で指示している位置がわかる。入力デバイスとセンサーユニットの間は約10m離れても低遅延の信号伝送が可能。
入力デバイスとセンサーの間はBluetoothにより接続。センサーに内蔵する磁気・加速度など多彩なセンサー、本体のタッチパネルから入力された操作信号などをBluetoothで受けながら処理。同時に画面上をポインティングしている位置情報を赤外線で飛ばして、センサーユニット側に内蔵する小型カメラによるキャプチャと合わせて正確に把握する。プレゼンテーションの画面内にあたかもインタラクティブに操作しながら働きかけているような操作感が得られるのが特徴だ。
入力デバイスの先端をクリックすると、マウスでPCの画面をクリック入力するような操作感でポインタを合わせている箇所が選択できる。そのままデバイスの先端を“つまむ”ような感覚で長押しすると、今度は画面上のオブジェクトをスナップしながら動かせるようになる。
デバイスの側面にはタッチパッドとホームボタンも搭載されており、「使い始めのころに先端のクリック操作に慣れないという方は、タッチパッドも併用して簡単に入力操作ができる」(Ben-Zeev氏)という。タッチパッドは上下左右のスワイプやズームイン・アウトなどの入力操作に対応する。
《山本 敦》
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