VR「HTC Vive」、『マブラヴ』で体験!
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今回の「Vive」を使用した『マブラヴ』コンテンツのデモでは、本編に敵として登場する地球外起源種BETAとの戦いを再現したもので、プレイヤーは1兵士となり銃を用いて戦うというものです。筆者が「Vive」を頭部装着してみると後部のカウンターウェイトがないことから、大型のHMDディスプレイとカメラによって重心が前の方へと傾いてしまいますが、ベルトをしっかりと固定すれば多少は扱いやすくなります。
ディスプレイは2160 x 1200の解像度から粒子感があまり感じられず、解像度不足やボケということもありませんでした。特に精度が高いのが2つのベースステーションによるVRコントローラーとHMDのヘッドトラッキングで、大きなブレや遅延もなくスムーズに動くため違和感がありませんでした。またルームスケールVRと謳っているだけあって部屋の空間を多少なりとも移動できる(範囲はもちろん制限される)ため、現実との差異による違和感をあまり感じないことも特徴といえるでしょう。またプレイ時にはVRデバイスから延びるケーブルを制御するスタッフが付いており、ケーブルを巻きつけた棒を操って引っかからないように調整していました。
ゲームプレイでは、プレイヤーが右手にAK47風の銃を持ち迫り来るBETA(戦車級)などを狙い撃ち倒すものとなってします。左手に持つVRコントローラーは、移動に使うものとなっておりポイントに向けてトリガーを引くとその地点へ瞬間移動できます(EpicのVRデモ『Bullet Train』に近い)。
銃の照準はストックとハンドガートが持てないため、アイアンサイトを覗いて正確に撃つということは難しく、曳光弾を確認しながら狙うということもしばしありました。またリアサイトとフロントサイトを合わせる視点が、モニタの中央ということもあるため照準の難易度を上げているのかもしれません。デモの最後では、塹壕に潜み大量に迫るBETA戦車級を倒すもので、絶望的な状況のなか戦術機が単騎で助けにくるというものとなっています。
他にも会場には、日本語/英語と最新OSに対応したSteam版『マブラヴ』と『ダライアスバーストCS』、『Portal』、そして『さよなら海腹川背』が展示されていました。
■デジカが語るVRコンテンツ開発、Steam版『マヴラブ』は2016年夏リリース
この体験会の途中にデジカは、Valveとの取り組み合いを含む、今回のイベントにおけるアージュとの関係などを説明しました。2015年9月にKickstarterで『マヴラブ』英語版へのローカライズを目指すべく実施されたクラウドファンディングは、開始から数時間以内に目標を達成しています。また、現時点でSteam版『マブラヴ』のリリース時期は2016年夏を想定しており、最新OSをサポートし日本語/英語版を含めたものがリリースされると発表しました。
また同社は、2016年においてVRデバイスの販売と開発者向けのミドルウェア(Unreal EngineやUnityなど)の存在、そしてVR環境を楽しめる環境からVR元年と位置づけています。今回の『マブラヴ』VRコンテンツの制作期間は1ヶ月ほどでUnreal Engine 4を採用しています。
また、開発には関係各所にVR体験してもらってからスタートラインに立ったようです。制作には、持っているアセットと3Dモデルデータ、そしてUEで構成されたゲームというのを挙げています(情熱を持ったメンバーがいることも)。開発での教訓は、経験が少ないぶん形となり体験してみないとどのようなコンテンツになるのかが掴めないことに加えて、体験した人によって受け取る印象が大きく異ると語っていました。他にも、まだVRに関する開発ノウハウが業界全体で溜まっていないため、大きく自由に開発できるため面白いとも述べていました。
この説明の後にデジカは、このコンテンツ体験イベントをドスパラと協力し都内と大阪、愛知で開催すると発表。東京では、4月9日から5月8日までドスパラ秋葉原本店と、秋葉原GALLERIA Loungeで4月9日~10日、4月29日から5月8日まで開催。さらに愛知県名古屋市のドスパラ大須店で4月16日から4月20日まで、大阪では4月23日から4月26日まで開催します。またこのイベントは午後から一般向けにも解放されており多くのユーザー達が詰め掛けていました。
今回のイベントでは、「Vive」や「Oculus Rift」、そして「PlayStation VR」の3大VRデバイスの中で、国内での価格が11万1,999円と最も高価なデバイスの底力を感じ取れる体験が出来ました。VRデバイスに興味があるユーザーは、都内や大阪、そして愛知で開催される体験会に足を運んでみるのも良いかもしれません。
『マブラヴ』x「HTC Vive」を体験!「デジカ x アージュ」イベントレポ
《G.Suzuki》
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