そこで、平日の早朝と夕方にゴミ拾いをしている「新宿東口商店街振興組合」の清掃活動に参加することに。いつもは少人数でゴミ拾いをしているけれど、この日は月に1度の大掃除。16時に新宿三丁目の大塚家具の前に集合。総勢25名で40分間の清掃をしました。
「一番キツイ作業をさせてください!」と、寒空の中、半袖、短パンで意気揚々と志願した僕に与えられた仕事は、大掃除のときにしかやらないという「ドブさらい」。
ドブの中はタバコの吸い殻がたくさん。これが本当に臭い。あまりの臭さにうろたえていると、「時間がないからね、ささっとやって」と、事務局長の小俣さん。「あの溝が汚い」と、次から次へと案内してくれるので、“ここ掘れワンワン”の犬のように夢中でヘドロやゴミをさらいました。「人が嫌がる作業だから、僕が毎回やっているんだよ」と言う小俣さんは、早朝も夕方も毎日掃除をしているんだって。
改めて地域を支えている人たちがいることを実感。「漢なら嫌な仕事も率先してやんなきゃ」と胸に刻んだ次の日、案の定、僕は風邪をひきました…。
※この記事は、新宿~御苑~四谷タウン誌『JG』の連載の転載記事です。