「熊本地震」「新生活」「GW」など、便乗詐欺サイトに注意
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一方で、4月にとく多いのが、「新生活」「ゴールデンウィーク」などに便乗する詐欺だ。宣伝広告の迷惑メール、廉価販売を装った詐欺サイト、個人情報の登録内容更新に見せたフィッシングなど、サイバー攻撃もこの時期に激化する。そして、「平成28年熊本地震」のような災害発生時にも、それに便乗した詐欺や犯罪が多発するのが通例だ。独立行政法人情報処理推進機構(IPA)でも例年注意喚起を行っている。
BBソフトサービス(BBSS)の2016年3月度のインターネット詐欺リポートによると、3月度のインターネット詐欺の総検知数は72万1,046件(前月比6.6%減)。「ワンクリック・不当請求詐欺サイト」が51.99%と過半数を占めているが、「フィッシング詐欺サイト」も35.96%と多い。
また、同社によると、「新生活セール」や「こどもの日関連の偽販売サイト」が3月時点でも検知されたとのこと。新生活商戦に合わせたブランド服飾品や家電などの偽販売サイト、ランドセルなどの入学準備品の偽販売サイトが検知されたという。この動きについて「例年より時期が、若干早まっている」とみられ、しばらくは注意が必要だろう。
《赤坂薫》
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