いよいよMSが本腰? 「Windows 10」アップグレード促進施策が拡大
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が強力に推進している「Windows 10」へのアップグレード施策。提供開始から1年間、7月29日までは無料でアップグレード可能ということで、Windows 7/8.1ユーザーは、そろそろ「決断のとき」を迫られている。
互換性や現状を重視し、一切アップグレードを行わない、という選択もなくはないが、セキュリティ面では不安が残る。また現在のWindows 7/8.1では頻繁に通知が行われ、設定によっては、自動的にアップグレードが行われてしまう場合も。Twitterなどでは、街頭の広告サイネージがアップグレード画面になってしまった、授業中の教師のプレゼンがアップグレード画面になってしまったといった事例が報告されている。ここまでくれば、自身でタイミングをコントロールできるうちに、アップグレードしてしまうのがよさそうだ。
マイクロソフトによると、Windows 10はWindows史上最も速いペースで普及しており、すでに世界で2億7,000万台以上のデバイスで稼働しているという。こうしたことも背景に、日本マイクロソフトでは、アップグレードのための施策を27日より新たに開始している。
まずは、問い合わせに電話やオンラインチャットで回答するユーザーサポート窓口「Answer Desk サポート」の人員を拡充。7月末まで、土日祝日もサポートを提供する(祝日は電話のみ)。
またアップグレード前に確認すべき項目や、手順の詳細などを紹介しているサイト「Windows 10 アップグレードガイド」をリニューアル。より分かりやすく詳しい情報の掲載を行っている。
あわせて「Windows 10 体験キャラバン」を全国で展開。キャラバン カーが全国を走行するとともに、10都市以上で体験ブースを展開する。
さらに毎月10日を「Windows 10 の日」とし、Windows 10 ユーザー向けの施策を展開。残る5月・6月・7月の10日に、パートナー各社と連携して、Windows 10 ユーザーへの優遇施策などを実施するという。現在、アイ・オー・データ機器、AOSデータ、エレコム、カスペルスキー、シマンテックなどのソフト/ハードウェアメーカーが賛同している。
アップグレード慎重派にとっては、いよいよ“包囲網”が狭まってきた感はあるが、今週末から始まるゴールデンウィークは、絶好の乗換タイミングともいえる。ぜひ検討してみてほしい。
《赤坂薫》
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