BCP対応で防災拠点ビルになる大型オフィスビルが竣工
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オフィス棟となる「グランキューブ」は、地下4階、地上31階、高さ約170mのビルで、三菱UFJモルガン・スタンレー証券やソニー生命等の本社が入居。「星のや東京」が入る宿泊施設棟は、地下3階、地上18階、高さ約90mのビルで、星野リゾートとしては、初の都市型施設として7月20日に開業する。
大手町地区最大級の大型オフィス街として国際競争力の強化に寄与するとともに、災害時には防災拠点ビルとして機能する点が大きな特徴。
大規模災害発生時には、グランキューブ及び宿泊施設棟の一部を開放して帰宅困難者約1,000人を収容するほか、グランキューブの地下1,500mから組み上げた「大手町温泉」も開放するそうだ。
さらにBCP対応として、電力と水の自立型システムを導入。電力会社からの電力供給が途絶えた場合にも継続して電力使用が可能で、断水時にも高度ろ過設備により井戸水から飲用水の確保・供給ができる。
また浄化設備の設置により災害時でもトイレの継続利用が可能な上、非常用電力により、冷暖房機能を利用することができる。
《防犯システム取材班/小菅篤》
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