ブリの次はサーモン!くら寿司、「みかん風味サーモン」のネタを販売開始!
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サーモンは、3月にマルハニチロが行なった回転寿司に関する調査で「よく食べるネタ」の1位になるなど、人気の高い寿司ネタだ。サーモンは海外からの輸入物が多いいっぽう、最近は日本国内でも「ご当地サーモン」と呼ばれる国産物の養殖が各地で進められている。
「みかんサーモン」は、くら寿司と愛媛県宇和島市の宇和島プロジェクトが共同開発した「フルーティーフィッシュ」だ。国内の外食チェーン店では、くら寿司でしか提供されていない。
昨今、魚臭い、養殖臭がするなどの理由で、世間では魚離れが起きており、2007年には肉と魚の消費が逆転。みかんの生産と水産業が盛んな愛媛県の「南予」で地方創生の試みとして、みかんを活用した新たな養殖魚をブランドとして打ち出すことを考えた。
最初に開発した「フルーティーフィッシュ」は、餌にみかんジュース加工時にでる皮をまぜた「みかんぶり」。開発するにあたり約100人にアンケート調査を行ったところ、99人が否定的だったなかで、くら寿司のバイヤー1人だけ目をつけた。2012年4月に、共同開発商品として全国規模の外食チェーン店ではくら寿司が初めて販売。「魚の生臭さが少ない」「柑橘系の風味が爽やか」という評価で、女性や子供を中心に好評を得ているいう。
「みかんサーモン」は、宇和島市で一昨年より養殖を開始したギンザケだ。餌に、愛媛県産のみかん「伊予柑」の皮から抽出される「伊予柑オイル」を混ぜてギンザケを飼育することで、身を口の中に入れたときにみかんの風味が感じられる。2015年5月上旬に限定販売し好評だったので、今年は増量し、販売期間を昨年の1週間から延長して提供する。期間は1か月間ほどが予想されているが、予定数に達し次第終了となる。
さらに今年は、アメリカのくら寿司店舗で「みかんサーモン」の販売を初めて試みる。また宇和島プロジェクトも、シンガポールの高級レストランやスーパーに提供するなど、両者は共同して「フルーティーフィッシュ」の海外展開を進めていく。
《non》
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