「Otto」はGoogleの元社員であるAnthony Levandowski氏が中心となって立ち上げた。彼はGoogle社内において、自動運転車の開発に携わっていた人物で、社内にはほかにAppleやテスラの元社員もいるという。
すでに他社が販売中の大型トレーラーを、自動運転車に改造することに成功しており、現在は公道における走行試験に移行していく段階であることが伝えられている。まずは自動運転が容易とされる高速道路での導入に挑むようだ。
自動運転車を認めている州はアメリカでもまだ少ないが、公開された動画では対向車の存在がなく、比較的運転がしやすそうな道路で、特段の問題なく車線に沿って進んでいる様子が確認できる。
米国では労働時間を含めた法規制の強化などにより、大型トラックドライバーの深刻な人材難が指摘されている。苦しい現状を打開するにはこうした未来の技術を順次していく必要が少なからずあるため、「Otto」ロゴの入ったトラックが公道を走る日は近いかもしれない。