髪の毛で音を感じる新インターフェイス……富士通フォーラムでデモ
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「大学の研究としてやっていたものをブラッシュアップしたものです」
富士通グローバルマーティング本部総合デザインセンターの本多達也氏は、手のひらにすっぽり収まる端末を見せながら説明した。富士通のプライベートイベント「富士通フォーラム」で展示されている「Ontenna」だ。
Ontenna(オンテナ)は、ヘアピンのように髪の毛に装着し、光と振動で音を伝えるインターフェイス端末。ろう者と協働して新しいインターフェイスを開発した。30dB~90dBの音圧を256段階の振動と光の強さに変換する。
洋服に装着したり腕に装着したりするのではなく、髪の毛に着けることがユニークだ。麻痺やむれの問題、手話時の腕への負担など、様々な部位を試した結果、皮膚感覚でダイレクトに伝えることができるところとして行きついたのが髪の毛だった。「これをずっと着けているとインターフォンと電話の音の違い、音の高低までもわかるようになります」(本多氏)。
「音を振動に変えることは古くから研究されていますが、ファショナブルでウェアラブルなものはなかったんです」。このプロジェクトは富士通の社会課題に対するオープンイノベーションとして展開していく予定となっている。
富士通グローバルマーティング本部総合デザインセンターの本多達也氏は、手のひらにすっぽり収まる端末を見せながら説明した。富士通のプライベートイベント「富士通フォーラム」で展示されている「Ontenna」だ。
Ontenna(オンテナ)は、ヘアピンのように髪の毛に装着し、光と振動で音を伝えるインターフェイス端末。ろう者と協働して新しいインターフェイスを開発した。30dB~90dBの音圧を256段階の振動と光の強さに変換する。
洋服に装着したり腕に装着したりするのではなく、髪の毛に着けることがユニークだ。麻痺やむれの問題、手話時の腕への負担など、様々な部位を試した結果、皮膚感覚でダイレクトに伝えることができるところとして行きついたのが髪の毛だった。「これをずっと着けているとインターフォンと電話の音の違い、音の高低までもわかるようになります」(本多氏)。
「音を振動に変えることは古くから研究されていますが、ファショナブルでウェアラブルなものはなかったんです」。このプロジェクトは富士通の社会課題に対するオープンイノベーションとして展開していく予定となっている。
《RBB TODAY》
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