「Project Ara」は、スマートフォンのディスプレイやCPU、メモリなど基盤部分を除き、カメラやマイク、スピーカーなどをユーザーの好みにあわせて追加できる取り組み。 プラモデルを組み立てるように、自分好みのスマートフォンに近づけることができるようになる。
プロジェクト自体は2013年から開始されているが、なかなか正式なリリース告知がなく、現在に至っていた。開発者向けの「Developer Edition」は今秋投入される予定で、2017年には個人向けの販売が開始される見込み。OSはAndroid。ソニーや東芝、パナソニック、サムスンなど、さまざまな企業と共同開発が実施され、スマートフォンにとどまらない枠組みで、モジュールが開発されていくという。
スマートフォンは2年周期での買い替えが一般的となっているが、「Project Ara」が普及すれば、気に入らないところや、技術的に進化した箇所を都度交換するといったスタイルが定番化しそうだ。