Tap Systemsによって開発された「Tap」は、指にはめて使用するタイプの、いわばウェアラブルキーボードだ。「TapGenius」という専用アプリにユーザー情報を登録してから、「Tap」に空いた5つの穴に指を通し、スマートフォンやタブレットとBluetoothで接続すると、あとはタップする場所さえ確保できれば、文字入力ができてしまう。
タップする場所は、どこでも構わない。テーブルはもちろんのこと、自分の頭や足でも問題なく動作する。会議中や隣で人が寝ているシーンにおいて、音声入力を使うのは正直マナー違反だろうが、「Tap」なら周囲にバレないように文字が入力できてしまう。
「Tap」には、動かす指の組み合わせによって文字を入力する特殊なシステムが搭載されている。一見複雑にも思えるが、「TapGenius Game」と呼ばれるゲーム形式の学習用動画を使用すれば、1時間ほどで「Tap」を使った文字の入力できるようになると案内されている。
気になるスペックだが、1回の充電で連続使用4時間に耐える(スタンバイは72時間)。iOSデバイス、AndroidデバイスのほかにMacやWindows PC、スマートTVなどに接続可能で、近年各社が研究を重ねているスマートウォッチやVRにも対応している。価格は未定だが、2016年中の発売が予定されている。