急減した10代のパソコン利用、2年で1割近く減少
IT・デジタル
その他
注目記事

このように「3種全て利用」が主流となりつつも、スマートフォン、さらにはタブレットの普及で圧迫され、年々減少しているのがパソコンの利用率だ。同調査では、日本全国15歳~69歳の男女8,000名を対象に調査を行っているが、2013年から2015年にかけてパソコンの利用率は、60代の46%で変化無しを除き、すべて減少傾向を見せている。
とくに、30・40・50代については、パソコン利用率は1~3%の減少に留まっているが、20代では89%から83%と6ポイント減、さらに10代では89%から81%へと、8ポイントの大幅減少を見せていることが明らかとなった。
スマートフォンはもちろん上昇しているが、すでに普及している10~30代よりも、未利用者が多く残っていた40~60代で利用率の伸びが大きく上昇。40代が49%→68%ともっとも大きな伸びを見せている。
タブレットは逆で、10~30代のほうが、40~60代よりも利用率がこの2年で大きく伸びた。とくに30代の大幅増について「学生時代にインターネットが身近になかった年代が、 読みやすく操作しやすい大画面を持つタブレットを好む傾向の現れ」と、同調査では分析している。
利用率の伸びではなく、利用率そのもので見ると、デバイスの毎日利用率において10代~40代ではスマートフォン、50代~60代ではテレビが相変わらずの1位。年代が若いほど利用デバイス数が多いことも明らかとなっている。
《赤坂薫》
特集
この記事の写真
/
関連ニュース
-
スマホ高依存の子供、1割が自分から「ネットの見知らぬ相手」に接触
IT・デジタル -
大丈夫? 「業務用スマホで、LINEを使い機密をやり取り」ビジネスマンの2割以上
IT・デジタル -
大学生が情報を得るメディアは「テレビとTwitter」
IT・デジタル -
日本のモバイルゲーム、上位10ゲームだけで市場収益50%占める
IT・デジタル -
仕事でもLINE必須? 「同僚と交換するアカウント」LINEが圧倒的多数のワケ
IT・デジタル -
子供にスマホを持たせる理由、「位置把握」と「仕方なく」が同率トップ
IT・デジタル -
有料ネット動画、利用率が1割超え……衛星放送に迫る勢い
IT・デジタル -
「企業のソーシャル活用」について経産省が調査、先進42事例を紹介
ビジネス -
「携帯電話税」に対する世論に変化? 「料金安くなるなら」4割
IT・デジタル -
スマホ利用率、中学で約4割・高校で約9割に
IT・デジタル