寺尾聰が28年ぶり主演…TBS日曜劇場『仰げば尊し』
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寺尾が演じる樋熊迎一(ひぐま・こういち)は、事故の後遺症で音楽に背を向けていたサックス奏者。荒廃した高校で夢を失った問題児や、プロミュージシャンが教育現場に入ることに反対する教師や父兄など、樋熊の道は楽ではない。それでも再び夢を見いだし、吹奏指導する樋熊。
監督は平川雄一朗、脚本はいずみ吉紘。配役は寺尾の他、彼の娘役に多部未華子、樋熊を高校に招き入れる校長役に石坂浩二。
寺尾は「ドラマのストーリーが進んでいく中で、私の役柄も悩んで築き上げたい。どういうエピソードがでてくるか楽しみ。共演する若い俳優は、意欲が顔に表れている。それがどう芝居の中にでてくるか楽しみ」とコメント。
いっぽう多部は「ヒューマンドラマはベタに王道であることが一番だと思う。今作はストレートに想いが伝わるドラマになるといい」とコメント。多部と寺尾とは初めての共演。多部は寺尾について「とても気さくないっぽうで、シーンごとの背景や人物の感情に対する探究心がすごくある方だと感じた。寺尾さんについていけるよう、私も解釈する力と理解力を持ちたい。寺尾さんは、親子のシーンが『癒しのシーンになればいい』とおっしゃったので、学校の場面とは違う空気を作りたい」と述べる。
《高木啓》
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