「自動音声ガイダンス」を悪用する詐欺が増加中……対策アプリ公開 | RBB TODAY

「自動音声ガイダンス」を悪用する詐欺が増加中……対策アプリ公開

IT・デジタル セキュリティ
詐欺電話着信中の画面
詐欺電話着信中の画面 全 2 枚
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 警視庁によると、「自動音声ガイダンス」を悪用した詐欺事件が増えているという。東京都内では、今年に入ってからすでに約170件の不審な電話が相次いでおり、同庁は14日にも改めて注意を呼びかけた。

 「自動音声ガイダンス」詐欺では、自分の携帯電話にかかってきた着信に対し、折り返し電話をしたところ、音声ガイダンスが流れ、ネット利用などの未払い料金があると告げられる。ガイダンスに従って操作をすると、最終的には、コンビニなどで振込を行うよう誘導される。

 自動音声で対応することで、正統な要求だと思い込ませ、同時にボタン操作に気を取られるため、被害者が考えられないのが狙いと思われる。また折り返し電話をさせることで、犯罪者側の負担が軽いのも特徴だという。

 こうした犯罪に対し、ライドアンドコネクトは、2015年9月頃より察知。ホームページでの注意喚起、詐欺防止アプリの開発を進めてきたが、今回、詐欺防止アプリ「電話帳ナビアプリ」として15日に公開を行った。

 「電話帳ナビアプリ」は、同社が独自保有する電話番号データベースをもとに、詐欺電話を判断し画面に警告を表示するアプリだ。電話番号情報は、詐欺番号収集システム「アスピス(ASPIS)」により、常に更新され、精度の高い判断が可能だという。

 アプリはiOS版/Android版が公開されており、App StoreまたはGoogle Playから無料でダウンロード可能。

《赤坂薫》

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