IPアドレスが揃うまでスコアが増えない「IPv4テトリス」が話題に

ブラウザゲーム『IPv4テトリス』が、今ネットの一部で話題を呼んでいます。

パズルゲームの歴史に残る名作であり、世界的なブームも巻き起こした『テトリス』。「テトリミノ」と呼ばれる、4つの正方形の組み合わせとなるブロック群をうまく操作し、適切な場所へ導く判断力が問われるゲームです。遊んだことがなくともその名前は聞いたことがある、という方も多いことと思います。

そんな『テトリス』をベースに、ユニークなルールを加えたブラウザゲーム『IPv4テトリス』が話題に。基本的なルールは同様ですが、本作の独自要素として、ブロックの一つひとつに番号が割り振られており、テトリミノが一列揃った場合、並んでいる数字を左から読み取ってIPアドレスを組み立て、そのIPアドレスが正しいものだった場合に得点が加算されるというもの。

漫然と消してしまうとなかなか正しいIPアドレスとならず、「正しくないIPアドレスです。IPアドレスの基本的知識がありますか？」と手厳しいコメントが画面右上に登場。もちろんスコアは加算されません。3列同時に消していずれも正しくなかった場合、コメントも3つ分表示されるので、精神的なダメージも3倍です。

またこのほかにも、「次に落ちてくるテトリミノが表示されない」「接地後すぐに固定」など、一般的な『テトリス』と違う点もちらほら。このため難易度が上がっており、スコアの稼ぎにくさも相まって、その手強さに多くのネットユーザーが関心を寄せています。歯応え溢れる挑戦に立ち向かう勇気がある方は、下記のアドレスからチャレンジしてみてください。

■IPv4テトリス
URL：http://tetris.ym405nm.info/

【追記】
『IPv4テトリス』を制作した、神戸デジタル・ラボに在籍されているyoshinori matsumotoさんとコンタクトが取れましたので、本作に関する質問にお答えいただきました。

──『IPv4テトリス』は、いつ頃公開されたのでしょうか。
matsumotoさん：今月18日から公開しています

──どのような経緯で、本作を手がけたのか教えてください。
matsumotoさん：本作は、18日に弊社で開催された「IoTセキュリティハッキングコンテスト神戸2016」内のお遊びコンテンツとして作られました。ちなみにIoTとは何も関係ありません。

──本作はツイッター上で突然話題になったように感じましたが、ツイッターやGoogleで検索しても出所が分かりませんでした。広まり方に関して、何か心当たりはありますか？
matsumotoさん：イベントで紹介したといっても30人程度ですし、Facebookで友達にシェアした程度ですのでよくわかりません。ちなみに、このイベントを記事にして頂いたCHANGE MAKERSさんの記事で若干触れて頂いていますので、そこから少し来ていただいたのかもしれません。

※該当記事はこちら：https://www.change-makers.jp/technology/11129

──スコアに応じて難易度はあがってきますか？
matsumotoさん：残念ながらそういった機能はありません、他にも利用者からいろいろ意見を頂いていますが、まったりと更新していこうと思っています。

──更なる発展もありそうなんですね。期待して待っています。ありがとうございました。

IPアドレスが揃うまでスコアが増えない『IPv4テトリス』が話題に