ソニー、家庭向けロボット事業を復活……「育てる喜び、愛情の対象」に
IT・デジタル
ハードウェア
注目記事

この経営方針説明会では、「高収益企業への変革とソニーの未来への布石」と題して、平井一夫社長兼CEOが、2015年度~2017年度中期経営計画の進捗、および2018年度以降に向けたソニーの施策について説明した。同社は現在、収益性重視の経営への改革を進めており、すでにソニーブランドを冠したコンシューマーエレクトロニクス事業が復活しつつある。
そして将来に向けた新たな取り組みとして、「ユーザーの皆様に感動をもたらし、人々の好奇心を刺激する会社であり続ける」というミッションを提示。その具体的な事例として、ロボットの開発に着手していることを明らかにした。
このロボットは、「家庭での生活をより便利かつ快適に楽しめる用途として、お客様と心のつながりを持ち、育てる喜び、愛情の対象になり得るようなロボット」だという。すでに、2016年4月に事業化に向けた組織を立ち上げており、「感動体験をもたらす新たな事業モデル」の提案を目指すとしている。
「愛情の対象になり得るロボット」というコンセプトは、かつてのAIBOでも見られたものだ。実際、AIBOは単なるロボットではなく、ペットロボットとして愛されていたが。2014年にソニーの修理対応が終了。以降は、その“死”に対抗すべく、有志による部品調達や修理が行われ、その“延命”が時折話題になっているほどだ。
ソニーがもう一度、このように愛されるロボットを作れるかどうかだが、当時と比較し、スマートフォンの爆発的普及、VRやAI技術の進歩といった要因がある。2000年前後には、人型ロボット「QRIO」も試作している。AIBOやQRIO以上に、人の感情を揺さぶるようなロボットの登場を期待したい。
《赤坂薫》
特集
この記事の写真
/
関連ニュース
-
まるで生きてるみたい!? AI搭載のミニロボット「Cozmo」
IT・デジタル -
一芸もOK!? スマホと連携できる子犬型ロボット「MeetCHiP」
IT・デジタル -
奇妙な動きで家事をお手伝い!キモカワな新型ロボット「SpotMini」
IT・デジタル -
見守り活用できるロボットに自然な会話を実現する技術を応用
IT・デジタル -
【ネット系女子】「部品に萌える」女子大生ロボットクリエイター近藤那央さん
IT・デジタル -
【ショールーム探訪#007】AI防犯ロボットカメラの各機能を体感
IT・デジタル -
アジアにも来る? 豪華客船の「ロボットバーテンダー」がスゴイ!
IT・デジタル -
スマホに乗せるだけ、小さなロボットが人の会話に反応して喋る「Smapon」
IT・デジタル -
エージェントロボ、癒しロボ……Interop Tokyoにみるロボット展示
IT・デジタル -
災害支援を想定したロボットコンテストが開催
IT・デジタル