4KカメラとICT警備でテロ対策……パナ、市立吹田サッカースタジアムで実証実験
IT・デジタル
セキュリティ
注目記事

実証実験はテロ等の凶悪犯罪や雑踏事故への対策などを目的として、市立吹田サッカースタジアムで6月19日に実施された。
同社では、2月にも同スタジアムにて4Kネットワークカメラを活用したスタジアム向け防犯カメラシステムの実証実験を実施しており、今回は、新たにALSOKの協力も加わり、最新の映像監視システムとICT機器を駆使した次世代警備を組み合わせた警備ソリューションとしての実証実験となった。
今回の実証実験では、ウェアラブルカメラを装備した警備員を競技場内に配置して、スマートフォンを経由し、司令本部がリアルタイムに映像と音声で状況を確認して的確な司令を行うシステムとなっている。
実証実験では映像伝達の検証や使用感などを含めたシステム有効性の検証などが行われた。
かねてより4Kネットワークカメラをはじめとした超高解像度の監視カメラは、広域監視に活用することでよりその性能が活かされるとみられていたが、スタジアムはまさにうってつけの設置場所といえる。
また、2020年のオリンピック開催を控えて、大規模施設での安全対策は緊急の課題となっており、ウェアラブルカメラなどのICT機器を活用した警備システムは、警備の強化や品質向上などが期待されている。
《防犯システム取材班/小池明》
特集
この記事の写真
/