MVNOも再編フェーズに突入か!? スマモバとU-mobileがコラボ発表
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スマモバは、2015年2月の事業開始初期の段階からブースでの全国展開、直営専売ショップ、ドラッグストア、スーパーマーケットなど、リアル店舗にこだわったMVNO事業者。同社のSIMを取り扱う実店舗数は2016年7月現在、1000店を超えているという。
スマモバ 代表取締役社長 續仁氏は、次なる戦略としてまず動画配信サービスを挙げた。「拡大を続ける有料VODサービスにおいて、すでに77%がスマートフォンとタブレットになっており、この分野のサービス強化のため」とし、U-NEXTが配信するVODコンテンツのうち10万本以上を視聴できるSIMプラン「スマートホリデーTVプラン」を発表した。
プランは2「Tablet PCセットプラン」と「Tablet+Wi-Fiセットプラン」の2種類があり、それぞれ、月額5,980円、5,480円という設定だ。Tablet PCはレノボのYOGA Tablet2にデータ専用使い放題SIMのセット。Tablet+Wi-FiはMedia Pad 7 Youth2とモバイルルータFS020Wにデータ専用使い放題SIMのセットとなる。どちらもU-NEXTの指定動画が視聴できるのが特徴。
加えて、U-NEXT参加でMVNO事業を展開するU-mobileと提携し、新しいコンセプトショップ「スマモバ×U-mobileストア六本木」を本日(13日)オープンしたことも発表した。續社長は、2社のコラボショップは全国にも広げていきたいとした。
これを受け、U-NEXT 取締役 二宮康真氏は「六本木のダブルネーム店舗を皮切りにU-mobileの既存店でもコラボ販売を広げていく」とした。その数は7月で7店舗を予定している。さらに「コンテンツの強いU-mobileにとって、スマモバのタッチポイントの多さは魅力で、お互いの販売力強化が期待できる。このスキームによって業界No.1をめざしたい」と戦略の意図とねらいを語った。
MVNOも大手は各種の割引プランの拡大、代理店を含む実店舗、拠点の拡大が進み、キャリア化が進んでいる。市場が拡大する半面、契約が複雑になったりキャリア戦略の負の側面を懸念するきらいもある。あらたに、MVNOどうしの協業スキームが加速しようとしている。初期のインターネットプロバイダーやモバイルキャリアがたどったような再編の時代は遠くないのかもしれない。
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