水は買わずに集める時代に?空気中の水分を飲料水に変えるデバイス「Fontus」が登場
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空気中の水分から飲料水を生成すると聞くと難しく感じるかもしれないが、アイデア自体は非常にシンプル。湿った空気を本体内部に取り入れ、冷却によって結露した水分のみを集めるといった形だ。
「Fontus」シリーズは2種類展開されているが、まず「Fontus Ryde」は自転車に取り付けるタイプのデバイスで、自転車の速度を利用して、空気を内部に取り込む。自転車にボトルを取り付けるための専用ケースには、小型のソーラーパネルが搭載されているので、冷却する際、一切の人工エネルギーを必要としない。1時間の走行で、約500mlの飲料水の生成が可能だという。
一方の「Fontus Airo」はスタンドアロンタイプのアイテム。先の「Fontus Ryde」は、自転車のスピードを利用して空気を取り入れたが、こちらは専用のファンが搭載されている。このため、「Fontus Ryde」と比較すると、やや大型のソーラーパネルを採用。フェスやキャンプ、トレッキングなどにもってこいのアイテムと言えるだろう。
すでに出資受付は終了しているが、2017年4月頃のリリースが予定されており、「Fontus Ryde」が165ドル(約17,000円)、「Fontus Airo」が250ドル(約25,500円)となっている。
《KT》
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