トイレの給水管から生活リズムを見守る「CarePAD」 | RBB TODAY

トイレの給水管から生活リズムを見守る「CarePAD」

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給水管に後付できる新型流水センサーと超音波センサー。流水センサーと見守りステーションはBluetoothによる無線接続で、タブレット側には通信SIMを内蔵のため、センサーを取り付けるだけで複雑な配線などを必要としない(撮影:防犯システム取材班)
給水管に後付できる新型流水センサーと超音波センサー。流水センサーと見守りステーションはBluetoothによる無線接続で、タブレット側には通信SIMを内蔵のため、センサーを取り付けるだけで複雑な配線などを必要としない(撮影:防犯システム取材班) 全 2 枚
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 パルコミュニケーションズ/クオリカは、流水センサーを活用して高齢者の生活リズムを見守るサービス「CarePad」を、7月29日まで東京国際フォーラムで開催されていた「ケーブル技術ショー2016」にて出展した。

 高齢者の生活リズムを見守るサービスは、人感センサーや照明など、様々な機器を使うものが存在するが、「CarePad」ではタブレット機器のクレードルに取り付けられた温湿度や照度などの複数のセンサーに加えて、トイレの給水管に取り付ける非接触センサーを用いる点を大きな特徴としている。

 これまでも同種のサービスで流水センサーを使用するものは存在するが、給水管に取り付ける際に工事を必要としたり、後付できるものでも超音波検知センサーなどを取り付けるため、コストが高くなるというデメリットがあった。

 クオリカが開発した新型のトイレ流水検知センサーは、給水管に簡単に後付することができ、水流の音を周波数で検知する方式となっている。これにより大規模な工事を必要とせず、超音波センサーと比較しても大幅な低コスト化を実現している。

 ビジネスモデルとしては月額課金のサービス。各種センサーによる生活リズムの可視化に加えて、鍵などに取り付ける外出管理タグや、血圧計、緊急ボタン、ベッドセンサーなどとの連動機能などもオプションで提供する。

 同社は自治体やケーブルTV会社などに対して同システムを提案しており、すでに実証実験や導入なども行われているという。

《防犯システム取材班/小池明》

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