トイレの給水管から生活リズムを見守る「CarePAD」
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
高齢者の生活リズムを見守るサービスは、人感センサーや照明など、様々な機器を使うものが存在するが、「CarePad」ではタブレット機器のクレードルに取り付けられた温湿度や照度などの複数のセンサーに加えて、トイレの給水管に取り付ける非接触センサーを用いる点を大きな特徴としている。
これまでも同種のサービスで流水センサーを使用するものは存在するが、給水管に取り付ける際に工事を必要としたり、後付できるものでも超音波検知センサーなどを取り付けるため、コストが高くなるというデメリットがあった。
クオリカが開発した新型のトイレ流水検知センサーは、給水管に簡単に後付することができ、水流の音を周波数で検知する方式となっている。これにより大規模な工事を必要とせず、超音波センサーと比較しても大幅な低コスト化を実現している。
ビジネスモデルとしては月額課金のサービス。各種センサーによる生活リズムの可視化に加えて、鍵などに取り付ける外出管理タグや、血圧計、緊急ボタン、ベッドセンサーなどとの連動機能などもオプションで提供する。
同社は自治体やケーブルTV会社などに対して同システムを提案しており、すでに実証実験や導入なども行われているという。
《防犯システム取材班/小池明》
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