地域医療の連携促進に活用、医療用画像配信サービス
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同サービスは、クラウド上にCTやMRIなどの検査画像を保管・閲覧・管理するための「医療用画像管理システム(PACS)」を構築し、各種医療用画像データを患者情報や過去の検査履歴などと合わせて統合的に閲覧、共有できるというもの。
検査を行った病院は、撮影した医療用画像と診断所見(レポート)を専用端末からクラウド上のPACSにアップロード。PACSへはインターネット経由でアクセスできるため、遠隔地にある診療所や連携施設、主治医の自宅などからいつでも画像データや所見を共有することができ、患者がセカンドオピニオンを受けたい時や、緊急搬送された際など、医療機関側は、検査画像などの各種情報を元にした地域医療連携(病診連携)が可能となる。
パソコンやスマートフォンなど、マルチデバイスによるPACSへのアクセスができ、検査画像と合わせて患者情報や過去の検査履歴などが一画面で閲覧できる。専用ビューアにより、検査画像を高速表示し、過去の検査画像と比較するといった使い方もできる。
同システムのセキュリティ対策としては、厚生労働省、経済産業省、総務省による医療向けの4つのガイドラインに準拠したクラウド環境を利用。検査画像などの情報は、画面イメージだけを転送する仕組みで、実データはネットワークに流れないため、機密性の高い医療情報が漏洩したり、サービス利用者の端末にデータが残ることを防げるという。
サービスの利用料金は容量2TBまでで月額100,000円から。
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《防犯システム取材班/鷹野弘》
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