介護現場をロボットがサポート!NTT東日本がクラウド型ロボットサービス
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NTT東日本ではシニア層へ光サービスを普及すべく、介護事業者を通じたICT利活用を促進する取り組みを進めている。ロボコネクトもその一環で、同社ではコミュニケーションロボットの会話機能、カメラ撮影機能などのアプリケーションサービスをクラウド上で提供していく。NTT東日本 ビジネス開発本部の菅光介氏は「アクティブシニア層には、直観的にタブレット端末を利用できる“かんたんタブレット”サービスを提供することで、インターネットをご利用いただいている。介護支援・要介護のノンアクティブシニア層には、介護事業者・介護職員をサポートできるようなサービスの提供を考えていた」と説明した。
NTT東日本では昨年、介護事業所にてモニターとロボットを組み合わせたトライアルを行っている。その結果、職員の負担が大きい介護レクリエーションの負担削減につながり、また高齢者の集中力も持続できることが分かった。そこで施設の職員、被介護者の双方にとって有用なソリューションを商用サービスとして提供すべく、細部を詰めていった。ロボコネクトサービスは、現場から寄せられた「ロボットとおしゃべりしたい」「みんなでカメラ撮影したい」「見守り機能が欲しい」「介護レクのコンテンツ数を増やして欲しい」「利用料金は月額1万円以下だと助かる」といった声を汲み上げる形で実現したものだ。
基本機能として、コミュニケーション機能、カメラ撮影機能、遠隔対話機能、ユーザ管理機能などを搭載する。付加アプリケーションとして、キューアンドエー社が提供する介護レクリエーション「Sota レク」を追加することもできる。Sotaの本体価格は10万円(税抜、以下同)。ロボコネクトの初期費用は1ユーザーあたりの契約料800円+1ライセンスあたりのサーバ登録料1,000円で、毎月の利用料金として1ライセンスあたり3,000円が発生する。なおSota レクの利用には別途費用が発生する。
菅氏は「ロボット、プラットフォーム、アプリケーションを提供する各社が三位一体となることで、介護事業者さまの課題を払拭していきたい」と意気込んでいた。なお介護領域からスタートした本サービスだが、今後は観光、受付、プレゼンテーションなどにも活用範囲を広げていく方針。対応ロボットを拡充させるなどの展開も考えているようだ。
《近藤謙太郎》
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