宇多田ヒカル「本当に生きているって感じがした」!活動休止経て本心吐露
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宇多田は番組内でコピーライターの糸井重里と対談。6年前、突然ツイッターで「人間活動に専念したい」と活動休止を宣言した心境を「自分のイメージだけがどんどん大きくなって本来の自分とかけ離れてしまって、しまいには自分でもどんな状況に置かれているのか自分の事なのによく分からなくなっていた」と語った。
活動休止中は歌うこともなく、「仕事のプレッシャーとか私に求められてたものから逃れて」「遅くやってきたちょっとした青春みたいな感じで楽しかった」と明るい顔で振り返った。
休止による作品の変化を、詩のリアリティーだと即答した宇多田。「あなたの音楽はより肉体的になった」という新曲の感想が何よりも嬉しかった、という人の関わりの中で芽生えた気持ちや、「勇気を出して全裸でわぁーっといったらちゃんと受け止めてもらえた。『本当に生きている』って感じが初めてした」とかつての宇多田とは確かに違う、本心も吐露した。
復帰後の新曲「ともだち」は「同性愛者の同性愛者ではない方へ秘めた思いの歌」であるという。「秘めなくてはならない気持ち、ジレンマ、苦しさを描いた」「性別とか恋愛なのかとか関係なく、人と人の関係の距離感を歌った曲が多いかもしれないですね」と曲作りの変化についても語り、かつてのクールなイメージから一変、曲も宇多田本人も人としてのぬくもりを感じさせる対談だった。
《築島 渉》
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