BLEで迷い猫捜し!位置特定サービス「ねこもに」
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
かくいう筆者も愛猫が脱走した経験があるが、クルマにひかれやしないか、ちゃんと家の場所が分かるだろうか、ケガなどして動けなくなってないかなど、大げさではなく、生きた心地がしない。筆者の場合は、丸一日費やし、苦労しながらも何とか捕まえることができたが、あの時に味わった不安はできることならもう二度と経験したくない。
そんな室内飼いの愛猫家にとっては思わず反応してしまうサービスが、幕張メッセで開催されいていた「CEATEC JAPAN 2016」に出展されていたので紹介していこう。
そのサービスは、オープンストリームが現在開発中で、2017年春のサービス開始を予定している「ねこもに」という位置特定サービスだ。
同社の調査によれば、1,000万頭に迫る勢いの飼育中の猫のうち、約30%が迷い猫になり、その内の約20%しか飼い主に戻らないという。そうした状況や、大災害発生時の安否確認などを想定して開発されたのが同サービスとのこと。
システムの概念自体はシンプルで、猫に付ける首輪にBLEモジュールを搭載し、BLEから発せられる電波強度を元に猫の居場所、行動軌跡などを表示する。
猫の習性を考えると、物影などに潜んでしまうため、目視ではなかなか見つけにくいことがあるが、同サービスであれば、エリアを絞って効率的に捜索することが可能で、さらに1人でもスマートフォンさえあれば探すことができる。
最終的な捕獲に関しては、愛猫との信頼関係がものをいうが、愛猫がどこにいるかを把握できているだけでも安心感は格段に違うといえる。
今後、製品化に向けて開発が進んでいくなかでもろもろの仕様変更はありえるが、取材した時点では年額制のサービスとしての提供を考えているそうだ。
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《防犯システム取材班/小菅篤》
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