堀江貴文、「過渡期なので色んなものを捨てなきゃ、僕みたいに」…IoT時代の経営語る
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オープニングではエスキュービズムの武下真典氏が会場の聴講者に対し、クリッカーをつかったアンケートを実施。「IoTの取り組みについて」という質問では「IoTに関する取り組みを検討している」という回答が33.0%で最も多かったが、「専門組織もできて取り組んでいる」という回答も20.9%集まった。「2年後を見据えたとき、IoTへの期待について」という質問には「2年後は難しいが、いずれ自社のビジネスを変革するだろう」という回答を選択した来場者が49.0%でもっとも多かった。
基調講演「IoT情勢について」に登壇したIoTNEWS代表の小泉耕二氏は「人によって何がIoTかという認識は異なる。モノとつながるインターネットは昔からあったもので、センサー類の価格低下やバッテリーの品質の向上など、IoTを行う環境が整ってきたタイミングになっただけのこと。他社の成功事例を分析し、その産業構造やビジネスプロセスの変革をどのように自社の事業にどうあてはめられるかを考えること。また、自社のデバイスにこだわらず、他社の製品をどう活用していくか、どのような『仲間作り』をしていくかということを考えていくことで、ビジネスへのIoT活用は成功に向かうのでは」と語った。
続くトークセッション「IoT時代の経営」では東洋経済新報社の福井純氏、実業家の堀江貴文氏、コルクの佐渡島庸平氏、エスキュービズム代表取締役の薮崎敬祐氏が登壇。堀江氏は「産業構造がガラリと変わる。巨大な産業でもなくなる可能性もある。たとえば(今座っている)椅子にセンサーがついて動くようなパーソナルモビリティが普及したら、スマホみたいに2台、3台持ちする人も出るでしょう。あっという間に200万台、300万台と普及したら自動車なんてなくなるかもしれない。これまで人がやっていたつまらない仕事はすべて置き換えられますね。エクセルで手計算でやっていたことをマクロにするような。ホワイトカラーの意思決定の仕事だって、AIに置き換わるでしょう。過渡期なので、いろんなものを捨てなきゃいけないですよ。家族とか家とか車とか。僕みたいにね(笑)」と語ると、佐渡氏は「仕事がなくなるとなると、遊びの時間が増える。遊びのあり方も大きく変わるだろう。ポケモンGOはスマホだったけど、服や靴なども、もっと快適な装着方法で、新しい感覚で、リアルな場が遊び場に変わる。それらのサービスはIoTの仕組みだけでなくSNSにも大きな影響を受けるものになるだろう」と語った。
会場内にはIoTを体感できる仕掛けとして、スマホでトイレの空き室がわかるサービスなども提供されていた。
《RBB TODAY》
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