その際にボートの形状までしっかり見ることは少ないと思うが、こうしたボートも実は日々進化しており、現場の声をくみ上げた新製品も登場している。
東京ビッグサイトで開催された「危機管理産業展2016(RISCON TOKYO)」にて、アキレスが展示した水難・水害対策用レスキューボート「アキレス レスキューセイバー RS-300」もその1つだ。
特徴はボートの後部が、オープンデッキとなっており、要救助者の引き上げをすみやかに行える点と、フラットな船型のため、水深が浅い場所での救助活動にも対応する点。
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また、ゴム製で、一般的な樹脂性のボートと比べて総重量が24.5kgと軽量で、折りたたむこともできるので、運搬しやすい点もレスキューボートとしては、大きなポイントとなるという。
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素人目に見ると「後ろから水が入って沈まないのか?」と思ってしまうが、説明員に尋ねると、確かに水は入るものの、水に浮かべると船首が上がる構造なので想像するほどは水は入らないとのこと。もちろん沈没の心配もないそうだ。
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本体は、経年劣化に強く、弾性がある「CSM」というハイグレードなゴムを採用。基本は手漕ぎボートとなるが、モーターボートなどで曳航することもできる。
ちなみに、レスキュー用途で使うとなると障害物などに接触することも想定されるが、船首のフロート部分は、3つのパートに分かれているので、仮に1つが破損しても航行が可能。
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同製品は、4人乗りで本体価格は483,000円(税別/同社Webサイト調べ)。全長300cm、全幅130cm、船体重量は21kg、最大積載重量320kgとなっている
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