松山ケンイチ、主演映画『聖の青春』に「深い縁感じる」
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主人公・村山聖に俳優・松山ケンイチ。聖の最大のライバル・羽生善治に東出昌大。聖の弟弟子・江川貢役に染谷将太、聖を支えた師匠・森信雄役にリリー・フランキー、母・村山トミコ役に竹下景子、そして安田顕、柄本時生、鶴見辰吾、北見敏之、筒井道隆ら豪華キャスト陣が脇を固める。
今回は村山聖さんの実家がある広島と、村山さんが将棋人生の大半を過ごした大阪で試写会の舞台挨拶が行われた。
森監督は映画化を志した8年前から毎年広島の実家に訪れていたという。両親と撮影当時を振り返りながら、「実家に帰ってきたような感じ」と思い出話に花をさかせ、その後、お墓参りをして村山さんに映画の完成と公開を報告した。
広島バルト11で開催された試写会舞台挨拶では、松山ケンイチと原作の出会いが明かされた。松山は29歳のときに原作を読んだそうで、「家の本棚を整理していると偶然見つけたんです。同い年というところに惹かれ手に取りました。ここまで命を燃やすということを体言している人はいないなと心を打たれ、役者として命を燃やしてこの役に臨みたいと思ったんです」とコメント。森監督が映画化に動いているという話を聞き、自らアプローチをしたという。森監督は「私が松山さんを選んだのではなく、作品が松山さんの名乗り出を待っていた」と話した。松山も「29歳のときに原作を読んでいなければ、ここまで強い気持ちは持てなかったと思います。そういうめぐり合わせに深い縁を感じます」と振り返った。
大阪の舞台挨拶では、村山聖さんの師匠である森信雄さんがゲスト登壇。愛弟子を演じた松山さんについて「撮影中は、『村山くん』と声をかけたくなるぐらい、彼そのものでした。18年ぶりに彼に会えた気がしてとてもうれしかった」と語った。松山も「プロ棋士の方々の美しい所作は、何十年もかけて身についたもの」と、対局シーンでの所作の演技の苦労を語りながら、納得のいく演技をすることができたと森さんに感謝の言葉を述べた。
《RBB TODAY》
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