水蒸気を通して水や塵は通さない!不思議な物干し用カバー
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またひとり暮らしの女性なら、防犯面を考えて、洗濯物をおおっぴらに外に干せないという悩みもあったりする。
東京ビッグサイトで開催されていた「新価値創造展2016」に出展していた池田設計・企画は、それらの悩みを解決する、ユニークな特徴を持った洗濯物干し用カバー「マジカルカバー」を展示していたので紹介していこう。
どこがユニークなのかというと、防水性を有しながらも、水蒸気を通す通気性を確保している点。同カバーの微細の孔は、0.5μm以上の粒子(雨、花粉、黄砂など)は通さず、およそ0.0004μmの水蒸気は通すのだという。
使い方としては、洗濯物を干した物干し竿に、このマジカルカバーをかけることで、突然の雨や花粉やPM2.5、鳥の糞などから洗濯物を守ることができ、女性のひとり暮らしであれば、ひと目にさらしたくない洗濯物の目隠しとして使用することができる。
そこで気になるのが、生乾きにならないのか?という点。この点を池田設計・企画の池田孝治代表に尋ねたところ、乾く際に発生する水蒸気を外側に排出するので、蒸れることはなく、日陰干しの要領で洗濯物を乾かすことができるそうだ。
会場では、同カバーを間に挟んだ筒状の中で、上には水を張り、下からは空気を送るという形で、防水性と通気性の性質を示すデモが行われていた。確かに下に水がしたたるようなことはなく、空気を通していることが分かった。
製品は、Sサイズ(1.4m×1.05m)、Mサイズ(1.4m×2.1m)、Lサイズ(1.4m×2.7m)の3サイズ展開で、花玉柄、ドット柄、アート柄の3つのデザインがラインナップされている。同社のネットショップでの販売価格は、花玉柄でホック付きのSサイズが2,310円、Mサイズが3,480円、Lサイズが3,980円となっている。いずれも税込。
基本的には、便利&アイデアグッズとなるが、ひとり暮らしの女性向けの防犯ツールとして使えたり、被災地の避難所で洗濯物をひと目にさらされることなく干したいといった女性のニーズに応える防災グッズとしても活用することができるだろう。
【「マジカルカバー」の製品性能デモ】
《防犯システム取材班/小菅篤》
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