薬師丸ひろ子、サプライズでアカペラ披露……新春ドラマスペシャル『富士ファミリー2017』会見 | RBB TODAY

薬師丸ひろ子、サプライズでアカペラ披露……新春ドラマスペシャル『富士ファミリー2017』会見

エンタメ 映画・ドラマ
NHK新春ドラマ『富士ファミリー2017』1月3日放送
NHK新春ドラマ『富士ファミリー2017』1月3日放送 全 8 枚
拡大写真
 今年の正月に新春スペシャルドラマとして放送されたNHK『富士ファミリー』の第2弾が来年2017年1月3日に放送されることが決定、28日にメインキャスト登壇の記者発表が行なわれた。

 本作は、前作同様、ドラマ『やっぱり猫が好き』や『野ブタ。をプロデュース』の脚本で知られる木皿泉が手がけ、富士山のふもとにある小さなコンビニ「富士ファミリー」を中心に巻き起こる人間模様をコメディタッチで描く。薬師丸ひろ子、小泉今日子、ミムラが演じる評判の美人三姉妹や、片桐はいりが特殊メイクで演じる笑子バアさんが再び集結した。

 今作ではさらに、東出昌大や鹿賀丈史、小説家の羽田圭介もゲスト出演。仲里依紗はメインキャストとして登場する。

 東出の印象について、薬師丸は「涼やかな好青年で、現場に清涼感をもたらしてくれた(笑)」、片桐は「すごい真面目な方。(すでに前作で)出来上がっている家族に入ってくるので、そりゃ大変でしょうね、って感じで戸惑いつつも一生懸命やってらっしゃいました」とコメントすると、ミムラが「(東出に対する)みんなの扱いがちょっと雑だった(笑)。東出さんの好青年ぶりが出ていて共演していて楽しかったです」と裏側を明かした。

 鹿賀は「ゲスト出演でしたが、台本に“じいさん”としか書いてない。じいさんなんだ、と現場に行ったら片桐さんがすごいバアさんでいました(笑)」と当時の衝撃を語る。

 片桐は、「いっぱい美味しいものが入っていて、おせち料理みたいなドラマ」と表現。「でも作りすぎちゃって、お重に入り切らないんですよ。だからぜひ次回があればもう少し尺をいただいて、詰め込むお重を大きくしていただきたいなと思います」と制作サイドに要望を投げた。

 また、「おせち料理はお正月に家族で食べるために作るので、冷凍したらダメだと思うんですよ。(前作は)録画で観たという人がけっこういたんですけど、やっぱりお正月にお茶の間で観ていただくといいように味付けしているので」とリアルタイムでの視聴を推奨。

 ミムラは、「木皿さんの脚本で一貫して好きなのは、“血縁であることの遠さ”と“他人であることの近さ”という、アンチテーゼが入っていること。私が演じる役は、血縁関係の子どもと少し心が遠くなってしまう事件が起こる。かたや、血縁関係ではない人たちの心が近づく出来事が起こる。身内であるからといって甘えてはいけないよ、でも他人だからといって伝わらないと思ってもいけないよ、というところがけっこう辛口なんですよね」と、木皿の脚本の好きな部分と見どころを語った。

 笑子バアさんと同じく身寄りのない境遇、と笑いを誘う片桐。来年の抱負を聞かれると、「来年は身寄りを増やすことにしようかな」とポツリ。「でもこのドラマをやってから年を取るのが怖くなくなりました。年をとっても愛嬌さえあればなんとかやっていけるんじゃないかって希望を持ちましたので、ぜひそういう老後に向けて来年も生きていこうと思います」と、独り身生活に向けてポジティブな抱負に変更。

 一方、薬師丸は来年で芸能生活40年めに突入。「あっという間の40年で、もう1度自分の足元を見つめ直して良い1年になればいいな」と来年に向けての抱負を述べた。薬師丸は本作でエンディング曲ユーミンの「A HAPPY NEW YEAR」を歌う。記者発表ではアカペラで披露するサプライズが飛び出し、報道陣から拍手が沸き起こった。

 新春ドラマスペシャル『富士ファミリー2017』は1月3日夜9時よりNHK総合で放送。前日2日には、前作『富士ファミリー』を午後4:30より再放送、同日午後6:05からは薬師丸の密着や木皿書き下ろしの片桐&仲の二人芝居などドラマに先駆けた関連番組『もっと富士ファミリー』を放送する。

《non》

特集

【注目記事】
【注目の記事】[PR]

この記事の写真

/

関連ニュース