省エネも実現!? 人の数と位置を検出する人感センサー | RBB TODAY

省エネも実現!? 人の数と位置を検出する人感センサー

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イメージセンサーでとらえた画像データをオムロン独自の画像センシング技術で処理。7.2m×7.2mの範囲にいる人の数とそれぞれの位置を検出できる(画像はプレスリリースより)
イメージセンサーでとらえた画像データをオムロン独自の画像センシング技術で処理。7.2m×7.2mの範囲にいる人の数とそれぞれの位置を検出できる(画像はプレスリリースより) 全 2 枚
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 オムロンは5日、ビルや工場などの天井に設置し、人の数と位置を高精度に検出するビルオートメーション向け画像型人感センサー「HVC-F」を2017年4月に発売することを発表した。

 一般的な人感センサーと比べて、「HVC-F」は、7.2m×7.2mの範囲にいる人の数とそれぞれの位置を検出できる人感センサーで、設置の高さに関しては最大5mまで対応。そのため、オフィスや会議室だけでなく、ビルのエントランスホールやエレベーターホールなど天井の高い場所にも設置できるのが大きな特徴となる。

 また、同機を複数台設置することでさらに広いスペースにおける検知も可能となる。

 イメージセンサーでとらえた画像データをオムロン独自の画像センシング技術で処理して、人数データ及び位置座標を出力する。いわゆる監視カメラとは違うので、人物を識別・特定する機能はない。

 例えばビルの自動照明や空調の制御に「HVC-F」を用いることで、よりきめ細やかな空調・照明制御を行い省エネと快適性向上につなげたり、会議室の予約システムなどと連携させ、オフィス空間の有効活用に向けた新たなサービスを創出するといった活用法が考えられている。

 他にも工場の生産現場における人の位置や数を「見える化」することで、生産現場におけるラインや機器のレイアウトを最適化し、生産性の向上を実現することができるという。

 サイズは直径100mm×高さ140mm、消費電力は動作時4W、待機時2WでPoE給電に対応。なお14日から16日まで東京ビッグサイトで開催される「スマートビルディングEXPO」に展示される予定だ。

《防犯システム取材班/鷹野弘》

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